第13回 小島良弘 – 激動の時代を生き抜く秘訣 後編
異国では時々想像できないようなことが起こるものだが、1900年代後半のペルーは中でも群を抜いていた。たとえば1968年誕生のベラスコ政権。政府はポピュリズムに傾倒し、過剰な労働者保護政策に走る。
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異国では時々想像できないようなことが起こるものだが、1900年代後半のペルーは中でも群を抜いていた。たとえば1968年誕生のベラスコ政権。政府はポピュリズムに傾倒し、過剰な労働者保護政策に走る。
リマに本社を置く日系旅行代理店レアル・ツール。同社の日本担当部長、小島良弘さんを訪ねた。在秘50年、来月には78歳を迎える小島さんだが、実年齢よりずっと若々しく見える。その秘訣は30年以上続けているというテニスのせいだろ …
結婚を機に、突然「生活」という現実を突き付けられた大森さん。だが逃げるわけにはいかない。「いったん野球から足を洗おうって、腹をくくりましたよ」大森さんの本当の意味でのペルー生活が始まった。
リマ市サン・イシドロ区に暮らす大森雅人さん、56歳。小学校からずっと野球一筋の人生を送ってきた彼は、仙台大学体育学部を卒業後、非常勤の野球監督として埼玉の県立高校に着任した。しかしそこで見た教育現場は、大森さんが理想とす …
これまでこのシリーズでお会いしてきたペルーの日本人移住者たちは、かつて様々な苦労をしたもののそれを乗り越え、今は穏やかな日々を送っている方々ばかりだ。テロやハイパーインフレ、また個人の内なる葛藤を克服してきた彼らの言葉は …