12月22日午後10時27分(日本時間10月23日午後12時27分)、ペルーは今年の夏を迎えた。国家水路・気象庁(Senamhi)はこの日、首都リマでは今夏の気温が30℃を超える見込みと発表した。
同庁の気象学専門家ユリ・エスカハディージョ氏は「来年2月には全国的に気温のピークを迎え、リマでは午前中や夜間に暑さを感じるようになり、昼間は31℃に達する可能性もあります」と述べた。
リマ東部エリア(ラ・モリーナ、アテ、サンタ・アニータ、サン・フアン・デ・ルリガンチョなど)では19℃~30℃、太平洋沿岸の各区では20℃~28℃になり、夜間は20℃~21℃で推移すると同氏は予想。また国内中央山地由来の雲がもたらす雨の可能性にも言及している。
首都リマの初夏は明け方曇天で始まり、午後には太平洋高気圧の影響で雲が晴れ眩しい日差しが覗く模様。
国内北部の予想
同氏はまた、国立エルニーニョ現象研究所(ENFEN)の最新報告を参照し、北部太平洋岸の降雨量は平年並み、南部は太平洋高気圧の影響を受け、南東部のアンデス高地を中心に平年を下回ると予想。
「太平洋沿岸部における気温の変化には様々な要因が関与していますが、そのひとつは太平洋南部の高気圧であり、風の影響で海面下の冷水が表層まで上昇し、海面水温が下がります」と同氏は説明した。
今夏のUV予想
同氏によると、首都リマにおける今夏のUV指数は10から15と高い数値で推移する模様。「晴天であればリマのUV指数は10~15、アンデス高地など紫外線の強い地域では19に達する可能性があります」
国民に対する紫外線対策として、外出時にはつばの広い帽子を被り、日焼け止めを忘れないよう同庁は注意を促している。
(ソース: Andina 23/12/23)