ペルー文化省は26日、管轄の遺跡や史跡、博物館などの入場券を販売するデジタルプラットフォームに「ナスカとパルパの地上絵」を追加したことを、同省のSNS公式アカウント(X)を通じて公表した。
このデジタルプラットフォームは、同省が民間のチケット予約サービス企業(Joinnus)と連携し、管轄する入場券の販売一元化を目指すもの。新たに追加されたこの世界遺産のページによるそれぞれの入場料は次のとおり。
- BOLETO TURÍSTICO PARCIAL AÉREO – Tarífa general S/47.00
- TORRE MIRADOR – Adulto S/6.00
- TORRE MIRADOR – Estudiantes Educación Superior S/2.00
- TORRE MIRADOR – Escolar S/1.00
- 空中観光周遊チケット(一般)47ソレス
- ミラドール(大人)6ソレスi
- ミラドール(大学生など)2ソレス
- ミラドール(大学生未満の学生・生徒)1ソレス
なお、2021年1月31日付の官報によると、上記の「空中観光周遊チケット」とは、ナスカ郡自治体観光周遊チケット調整委員会による2021年1月27日付の合意(第001-2021-CBTN)に基づく措置で、国内外の観光客に課せられ、その収入は国家文化遺産の保護と観光整備の促進に充てられるとしている。
このデジタルプラットフォームには、他にもクエラップ遺跡(アマソナス州)やパチャカマック遺跡(リマ州)、イタリア美術館(リマ州)が掲載され、すでにそれぞれの入場券の予約・購入が可能となっている。文化省では現在、世界遺産マチュピチュ遺跡の入場券取扱についても、同プラットフォームに統合すべく調整を進めている。