北のマチュピチュと称されるペルー・アマソナス州のクエラップ遺跡。ペルー文化省は今般、民間企業と連携し、この遺跡の入場券を購入するためのデジタルプラットフォームを開設した。
同遺跡の入場券は、次のURL(https://tuboleto.cultura.pe/)から、イベント専門企業のチケットサービスを利用して入手できる模様(2023年12月31日までは無料扱い)。
今回の措置につき文化省は、ペルー国内の様々な史跡や博物館の入場券を世界のどこからでも購入できるようにすることが主な目的であり、このシステムにより観光客が事前に旅行計画を立てられるようになると強調。同省では文化遺産を尊重した秩序ある観光の促進を目指すとしている。
クエラップ遺跡の見学再開について
クエラップ遺跡は2022年4月以来、遺跡南側の擁壁の一部崩落により長期にわたって閉鎖されていた。文化省は、アマソナス観光のシンボルである同遺跡の修復および保全工事を進める一方、今年8月19日に内部の見学を再開した。
クエラップ遺跡は、紀元800年頃にウトゥクバンバ渓谷で誕生したチャチャポヤス文化における最大規模の遺構であり、1999年からペルーの国家文化遺産に指定されている。
チケット購入手続きについて
前述のURLをクリックするとチケット予約サービス企業Joinnus(ジョイナス)のサイトに移動するので、希望する入場日時と枚数を選択して手続きを進める。予約手続きが完了すると、チケットがプラットフォーム上のユーザーアカウントに保存される。
なお、このプラットフォームは現在試行段階にあり、利用者のニーズや需要にあわせて都度改良が施される予定。
(ソース: Andina 04/10/23)