沿海エルニーニョ現象 来夏まで続く見込み

国立エルニーニョ現象研究所(ENFEN)のマルチセクター委員会は14日、ペルー沿岸で発生中の沿海エルニーニョ現象が来年の夏も中程度から強い規模で続くとする予測を発表した。

ENFENの公式発表No.14-2023によると、太平洋中部赤道付近(エルニーニョ3+4海域)のエルニーニョ現象が今後も中程度の規模で推移する可能性が高いことから、ペルー沿海のエルニーニョ現象に関する注意報の発令を継続するとともに、北部・中部太平洋岸ではこの状況が2024年の夏(※ペルーの夏は12月下旬~翌3月下旬)まで続くと予測している。

ENFENの気象専門家は、これまでの観測データと世界的な気候モデルによる予測に基き、エクアドル・ペルー北部近海(エルニーニョ1+2海域)における暖かい気温はこの12月まで続く可能性が高いとし、2024年の夏までに、沿海エルニーニョ現象の規模は中程度(発生確率56%)から強度(同25%)で推移すると見込んでいる。

(ソース: Andina 15/09/23)