8月24日(木)たびこふれに リマ自然史博物館と、史上最も重い動物「ペルセトゥス・コロッスス」の化石 が掲載されました。
Perucetus Colossus(ペルセトゥス・コロッスス)は、約3900万年前の始新世中期に生息していたというバシロサウルス科の原始的なクジラ。地球史上最も重い動物の化石として、発掘の地ペルーをはじめ、日本でも大きく取り上げられました。身体はシロナガスクジラより小ぶりなのに体重はそれよりずっと重く、発見された13個の椎骨(ついこつ/脊椎の分節をなす個々の骨)も見るからに重そう。身体に比べて頭は極端に小さく、足が生えたばかりのオタマジャクシのような小さな後ろ足が印象的です。
そのペルセトゥス・コロッススの化石を展示しているのが、リマの自然史博物館。館内には13の展示室があり、恐竜や古生物の化石、ペルーに生息するさまざまな動物のはく製など、テーマ別に展示されています。敷地には国内外の貴重な植物を集めた植物園やサボテン園もあって、まさに都会のオアシスといった感じで、ペルセトゥス・コロッススの展示がなくてもオススメしたい博物館です。
ちなみにペルセトゥス・コロッススの化石の展示は恐らく年内いっぱいとのことですが、期日が公表されていないのでいつ終了するかわかりません(ペルーらしいですねぇ/苦笑)。ということで善は急げ!リマを訪れたら、ぜひヘスス・マリア区の自然史博物館へ足を運んでくださいね。