エネルギー・鉱業投資監督庁(OSINERGMIN)は先週末、使用時間帯により電気料金を差別化し、最大で20%の節約が可能となる料金プランを今年9月から試行すると発表した。
その第一段階として、全国10万人のユーザーを対象に、スマート測定による新たな電気料金プランが導入される予定。同パイロットプランの分析を通じ、その後は希望する全国のユーザーに向け段階的に拡大される見込みとなっている。
電気料金の差別化
同プランでは、基本ブロック(午後11時~午前8時)、中間ブロック(午前8時~午後6時)、ピークブロック(午後6時~午後11時)の3つの時間帯でそれぞれ異なる電力料金が設定される。
OSINERGMINのミゲル・レボロ料金部門マネージャーによると、基本ブロックと中間ブロックでのエネルギー消費量を優先させることにより、ユーザーは5%から20%の節約が可能になるという。一方、午後6時から午後11時までのピークブロックでは料金が8%割増しされる模様。
このような意味から、割引率を最大限に活用するためには、特に消費電力の多い家電製品を特定の時間帯に使用することが重要になり、そのためにはまず各家電の消費電力を把握しておかなければならない。OSINERGMINによる主要な機器別の目安は次のとおり。
- 4口クッキングヒーター 4500 W.
- 電熱シャワー 3500 W
- タンク式電気温水器(テルマ) 1500 W
- ヘアドライヤー 1200 W
- 電子レンジ 1100 W
- アイロン 1000 W
- 電気炊飯器 1000 W
- コーヒーメーカー 800 W
- 掃除機 600 W
- 洗濯機 500 W
- 電気揚水ポンプ (1/2 HP) 375 W
- ブレンダー 300 W
- 冷蔵庫 300 W
- PC 300 W
- TV 20インチ 120 W
- ステレオ 80 W
- 扇風機 50 W
- スマートフォン 10 W
OSINERGMINはまた、電気料金の節約を考慮するのであれば、消費電力が1000Wを超える家電についてはピーク時間帯(午後6時~午後11時)の利用を避け、朝や夕方に使うのが望ましいとしている。
(ソース: Andina 14/06/23)