今年で21回目となる世界のトップレストランランキング「The World’s 50 Best Restaurants(世界のベストレストラン50)2023」。6月20日に行われる授賞式に先駆け発表された今年の51~100位に、ベネズエラ人シェフのフアン・ルイス・マルティネスが手掛けるリマのレストラン「Mérito(メリト)」が初めてランクインした。
ボヘミアの街、リマ市バランコ区に位置するMéritoは今回、世界年次ランキングの59位に入賞。50位以上の本選結果は今月20日、スペインのバレンシアで開催されるセレモニーにおいて発表される。
2018年にオープンしたMéritoは、2020年のラテンアメリカ地域ベストレストラン50で早くも50位に初入賞、2022年には11位まで急上昇している。
ベネズエラ人のホセ・マルティネスは、ヴィルヒリオ・マルティネスとピア・レオンのレストラン「Central(セントラル)」の料理長としてペルーでキャリアを積み、その後独立。同僚のホセ・ルイス・サウメとともにペルー・ベネズエラ両国の食材や料理の技術を組み合わせ、リマの美食界で早くも頭角を現した。
なお、ヴィルヒリオのCentralは昨年の本選で世界2位、同じくペルーからは「Maido(まいど)」と「Mayta(マイタ)」がそれぞれ11位と32位にランクインしている。
ラテンアメリカの入賞レストラン
今年の「世界のベストレストラン50(51-100位)」には、パナマの「Maito(100位)」とエクアドルの「Nuema(79位)」が同じくラテンアメリカ勢で初入賞、またブラジルの「Lasai(58位)」と「Oteque(76位/前回は47位)」、メキシコの「Alcalde(54位)」と「Sud 777(70位)」も続けてランクインを果たしている。
(ソース: Gestión 08/06/23)