3月20日午後4時24分(日本時間3月22日午前6時24分)、ペルーでは2023年の秋が始まった。この秋は、南半球が冬の季節を迎える6月21日まで続く。
この間、木々の葉は色づき、落ち葉へと変わる。気温も少し下がり始め、やがて寒い季節が訪れる。また、この季節は夏に育った作物が収穫を迎える時期でもある。
ペルーの冬はいつ始まる?
国家水路・気象庁(SENAMHI)によると、2023年の冬は6月21日午前9時28分から。リマを始めとする太平洋沿岸の都市では、涼しく高湿な気候になる一方、アンデス高地では厳しい寒さや降雪が予想される。
またこの時期、山間部では天候の変化により、雪や氷でトレッキングコースや観光ルートが不通になることもあり、観光活動に影響が出るとしている。
2023年の季節の節目
ペルーにおける2023年の季節の節目は次のとおり。
- 秋 3月20日午後4時24分(日本時間3月21日午前6時24分)
- 冬 6月21日午前9時58分(日本時間6月21日午後11時58分)
- 春 9月23日午前1時50分(日本時間9月23日午後3時50分)
- 夏 12月21日午後10時27分(日本時間12月21日午後12時27分)
秋の始まりは平年より2℃上振れ
ペルー太平洋岸における雨の勢いは今後弱まるものの、4月初旬まではトゥンベスからイカにかけ、主に北部を中心とする地域で降雨の可能性があるとSENAMHIは指摘。しかしながら、5月が近づくにつれこの可能性は徐々に減少する見込み。
「暖かい海水温は気温の上昇に関係するもので、これが原因でこれまでのように土砂崩れや集中豪雨が起こるということではありません。平年より2℃気温が高い状態で秋を迎えることになり、今週は熱波に見舞われるでしょう。今後数週間は海水温が26℃を上回ると予想され、引き続き雨が続く可能性があります」と同庁気象予報部のグリニア・アバロスは解説した。
(ソース: El Comercio 21/03/23)