1月1日(日)不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト R.E.portに ポップでカラフルな「エル・カミニート」が掲載されました。
2年ぶりのR.E.port。今回はアルゼンチン、ブエノス・アイレスにある「エル・カミニート」についてご紹介しました。タンゴ発祥の地ラ・ボカにあるこの一角は、カラフルに塗られた建物が並ぶブエノス人気の観光エリア。狭いエリアにレストランやカフェ、土産物店がひしめき、大勢の観光客で賑わっています。
今回は不動産系サイトということで、エル・カミニートの主役であるコンベンティージョ(集合住宅)の歴史を中心に執筆させて頂きました。
コンベンティージョは、新大陸にやってきたイタリア移民たちが暮らしたいわゆる長屋。当時はペンキが高級品だったため、ラ・ボカの港にある造船所から譲り受けた余りモノを使って壁や屋根を塗りました。扉や窓枠、1階の壁と2階の壁などパーツごとに塗り分けていったことから、まるでおもちゃのブロックを組み合わせたようなポップでカラフルな建物が誕生。鮮やかな色調と色の組み合わせに、アートの国イタリアの人々らしいセンスを感じます。
エル・カミニートについてはすでにたくさんの観光情報がありますが、住宅という視点からみるのもまた一興。エル・カミニートを訪れた際は、貧しい生活の中にも心のゆとりを忘れない、イタリア人の逞しさと遊び心が生んだカラフルなコンベンティージョをじっくり眺めてみてくださいね。