12日午後、アレキパ州のアルト・シグアス地区に位置するグロリア社の工場を、数十人におよぶデモ隊が占拠、車両や警備ブースを焼き払った。
「工場はカオス状態です。タイヤが燃やされたり、爆発があったり。略奪も起こっています。警察官も消防士もいません。パネトンやヨーグルトを手に出て行く人がたくさんいて、会社のトラックも4台燃やされました」とアレキパ市民のカルロス・アギーレは国営ラジオ放送のRPPニュースに報告している。
「1時間半経っても警察が来ません。工場の中には従業員がいます。警備ブースは破壊され、跡形もありません」
TV番組で放映された映像では、駐車場で燃えている車が確認できる。また、グロリア社の製品の入った袋を担ぐデモ参加者の姿も映っている。
一方、TVラティーナによると、少なくとも4,000人におよぶデモ隊がグロリア社の工場内に侵入したという。さらに、パンアメリカン南ハイウェイのオコニャ地区では、新たな道路封鎖も報告されている。
グロリア社の工場からは少なくとも50人の従業員が逃げ出した模様。現場では秩序の回復に向け警察の到着が待たれている。
(ソース: El Comercio 12/12/22)