ペルー中央準備銀行(BCR)発表による24日のドル為替相場は先週金曜の終値1㌦=3.9880ソレスから0.35%上昇、4ソレスの大台を超え、2021年12月24日(1㌦=4.0030ソレス)以来のドル高となる1㌦=4.0020ソレスで取引を終えた。ペルーの通貨ソルは年初来(2021年末3.991ソレス)、対ドルで0.28%後退している。
為替トレード企業Renta4 SAB発表の24日出来高は3億9900万㌦、ドル平均相場は1㌦=4.0020ソレス。主に外国勢によるドル需要が高まり、中銀が8億ソレス(3か月/平均金利3.785%)と3億ソレス(6か月/平均金利4.12%/6か月)分の通貨スワップで介入、日中の高値は1㌦=4.0050ソレス、安値は3.9900ソレスと報告した。
為替ポータルサイトcuantoestaeldolar.peによる市中主要両替商のドル平均相場は3.98ソレス(買い)/ 4.010ソレス(売り)。
国内では昨晩、カスティージョ大統領がホルヘ・ロペス保健相の解任を発表。一方、ペルー経済財政省(MEF)は24日、現在進行中の9事業に公共事業37件、官民連携投資26件を加えた計72件の優先投資プロジェクトから成る2022~2025年度国家インフラ整備計画(PNISC)を承認した。
また国外では、米連邦準備制度理事会(FRB)による4回目の利上げ(0.75ポイント引き上げと予想)が11月2日に実施されるとの見方が強まっている。
(ソース: Gestión 24/10/22)