牛乳及び乳製品に関する改定法の施行に伴い、本日10月4日以降、無糖練乳(エバミルク)の製造には生乳の使用が義務付けられる。パトリシア・オカンポ農業灌漑相が4日、国営放送の番組で伝えた。
「ペルーの畜産業者にとって今日は特別な日です。牛乳関連の法規を改定する大統領令第004-2022-Midagri(2022年4月7日公布)が施行される日だからです。これにより、全国およそ50万の畜産農家が恩恵を受けることになるでしょう。無糖練乳は生乳で作る必要があり、もうこれまで私たちが消費してきたような乳製品の混合物ではなくなるからです」
同相は、今回の措置により、ペルー人が日常的に摂取している牛乳の持つ栄養価が保証されると強調した。
「また、零細畜産農家に便宜を図る衛生上の規則も施行されます。牛の飼育頭数が10頭未満で畜産業全体の86%を占めるこれらの零細農家は、衛生面を保証する統合生産システムに加わることになります」
「この衛生規則については、零細畜産農家のみならず、無糖練乳を製造する大企業にも履行義務があります。消費者には製品の内容物を知る権利があり、違反者には相応の罰金が科されることになります」
さらに同相は、乳製品の混合物、無糖練乳、生乳の違いを区別できるよう国民を教育する必要があり、それによって全国的な消費拡大が期待されると述べた。
「現在、国民一人当たりの年間平均牛乳消費量は87kgです。しかしながら、推奨される年間消費量の120kgにはまだおよびません」
「不足分の33kgを克服しなければならず、畜産業者だけでなく、乳牛の遺伝子的改良に携わる学術機関も交え、生産拡大に向け私たちが一丸となる必要があります」
(ソース: Andina 04/10/22)