世界のトップシェフを選ぶ年次ランキング「The Best Chef (ザ・ベストシェフ)2022」に、Centralのオーナーシェフ Virgilio Martínez(ヴィルヒリオ・マルティネス)を始めとする3人のペルー人シェフがランクインした。
2017年から実施されているこのランキングは、レストランではなくシェフそのものにフォーカスし、その創造性や知性、パッション、革新性、サステナビリティなどを評価の上世界中から100人のトップシェフを選ぶ年次イベントで、今年度はヴィルヒリオがラテンアメリカ(北中南米のスペイン語圏)諸国中最高位の15位を獲得した。
ヴィルヒリオのレストラン「Central(セントラル)」は今年7月、ロンドンで開催された世界のレストランランキング「World’s 50 Best Restaurants 2022」で世界第2位に輝いている。
ヴィルヒリオはペルー・ガストロノミーの普及に努める新世代シェフの一人。ペルー産の食材を使うスタイルで知られ、彼自身はそれを“メルカド(伝統市場)料理”や“シグネチャーディッシュ(シェフやレストランを特定するためのレシピ)”と定義している。
彼の料理はペルーの様々なエコシステムにおける食材の調査と探求に基くものであり、それらによって培われているとも言える。Centralでは内外のグルマンたちが数か月前から席を予約し、その一品を口にしつつ“ペルーの風景”を舌で味わう機会を待ち望んでいる。
今年のThe Best Chefでは、ヴィルヒリオ以外にも、Pía León(ピア・レオン / トップ写真)とJaime Pesaque(ハイメ・ペサケ)がそれぞれ50位と95位にランクインしている。
ピア・レオンは2018年に自身のレストランKjolle(コジェ)をオープン、時にはペルー人でさえ知らないような国産の食材も試している。Kjolleという名は標高3800m以上のアンデス高地で育つ樹木に由来するもの。
ハイメ・ペサケは、今年のThe World’s 50 Best Restaurantsで初のランク入り(32位)を果たしたレストランMayta(マイタ)のオーナー。
The Best Chef 2022 – 世界のトップシェフ100
- David Muñoz (スペイン)
- René Redzepi (デンマーク)
- Joan Roca (スペイン)
- Massimo Bottura (イタリア)
- Andoni Luis Aduriz (スペイン)
- Björn Frantzén (スイス)
- Disfrutar (スペイン)
- Alain Passard (フランス)
- Ana Ros (スロベニア)
- Alex Atala (ブラジルl)
- Rasmus Munk (デンマーク)
- Rasmus Kofoed (デンマーク)
- Ángel León (スペイン)
- Niko Romito (イタリア)
- Virgilio Martínez (ペルー)
- Grant Achatz (米国)
- Ricciardo Camanini (イタリア)
- Eneko Atxa (スペイン)
- Víctor Arguinzoniz (スペイン)
- Anne-Sophie Pic (フランス)
- Andreas Caminada (スイス)
- Mauro Colagreco (アルゼンチン)
- Yannick Alléno (フランス)
- Dominique Crenn (フランス)
- Dan Barber (米国)
- Paolo Casagrande (イタリア)
- Rodolfo Guzmán (チリ)
- Julien Royer (フランス)
- Yoshihiro Narisawa (日本)
- Mauro Uliassi (イタリア)
- César Ramírez (米国)
- Enrico Crippa (イタリア)
- Quique Dacosta (スペイン)
- Christian Bau (ドイツ)
- Clare Smyth (イギリス)
- Paco Roncero (スペイン)
- Jonnie Boer (オランダ)
- Diego Guerrero (スペイン)
- Eric Vildgaard (デンマーク)
- Heston Blumenthal (イギリス)
- Javier y Sergio Torres (スペイン)
- Martin Berasategui (スペイン)
- Paco Morales (スペイン)
- Corey Lee (米国)
- Alexandre Mazzia (フランス)
- Alberto Landgraf (ブラジル)
- Guiseppe Iannotti (イタリア)
- Manu Buffara (ブラジル)
- Daniel Humm (スイス)
- Pía León (ペルー)
- Marco Müller (ドイツ)
- Nick Bril (オランダ)
- Emmanuel Renaut (フランス)
- Arnaud Donckele (フランス)
- Mingoo Kang (韓国)
- Dani García (スペイン)
- Jorge Vallejo (メキシコ)
- Antonia Klugmann (イタリア)
- Floriano Pellegrino (イタリア)
- Bruno Verjus (フランス)
- Agustin Balbi (アルゼンチン)
- Hans Neuner (オーストリア)
- Joris Bijdendijk (オランダ)
- Sven Elverfeld (ドイツ)
- Hélene Darroze (フランス)
- Himanshu Saini (インド)
- Hiroyasu Kawate (日本)
- Felix Lo Basoo (イタリア)
- Leonor Espinosa (コロンビア)
- Henrique Sá Pessoa (ポルトガル)
- Tristin Farmer (イギリス)
- Natsuko Shoji (日本)
- Elena Reygadas (メキシコ)
- Vicky Lau (中国)
- Diego Rossi (イタリア)
- Gert De Mangeleer (ベルギー)
- Gareth Ward (イギリス)
- Josh Niland (オーストリア)
- Moreno Cedroni (イタリア)
- Jorge Avillez (ポルトガル)
- Yusuke Takada (日本)
- Karime López (メキシコ) / Takahiko Kondo (日本)
- Domenico Marotta (イタリア)
- Santiago Lastra (メキシコ)
- Paulo Airaudo (アルゼンチン)
- Álvaro Clavijo (コロンビア)
- Paco Pérez (スペイン)
- Dong Zhenxiang (中国)
- Norbert Niederkofler (イタリア)
- Peter Goossens (ベルギー)
- Jeremy Chan (イギリス)
- Przemyslaw Klima (ポーランド)
- Tala Bashmi (バーレーン)
- Atsushi Tanaka (日本)
- Jaime Pesaque (ペルー)
- Martina Puigvert (スペイン)
- Vicky Cheng (中国)
- Debora Fadul (グアテマラ)
- Stefano Baiocco (イタリア)
- Helena Rizzo (ブラジルl)
(ソース: Andina 21/09/22)