Pilsen Callao(ピルセン・カリャオ)は、Backus社の扱う飲料の中でも特に強力なブランドで、まさに“ラブマーク”といえる。この銘柄を通じてペルーのビールの味が新たに広まりつつあり、アメリカ、パナマ、日本、スペインを始めさまざまな国への輸出が始まっている。同社のマルシオ・フリアーノ社長はヘスティオン紙のインタビューでこのように述べた。
「今後半年間は12缶パックの販売を拡大し、この形のシェアが高い米国市場を中心に展開していきます」
同社はまた、国際的なフラッグシップ・ブランドとされる別の主力商品、Cusqueña(クスケーニャ)の販売にも注力。現在では、チリ、ブラジル、米国、スペイン、イタリア、スイス、英国など20か国の市場で取り扱われている。
「パンデミック 後の経済再活性化で、今年はグアテマラ、ドミニカ共和国、エクアドル、デンマーク、ベルギー、ドバイへの進出を果たしました。今後6か月以内にコロンビア市場にも参入する予定です」
ノンアルコール飲料の輸出も
同社は2023年までに、さまざまな国でノンアルコール飲料ラインアップの販売を始める予定という。「グアテマラのプロジェクトは最も進んでいて、すでに最終フェーズを迎えています。また、ミネラルウォーターの“Premium San Mateo(サン・マテオ・プレミアム)”やノンアルコールビールの“Maltin Power(マルティン・パワー)”の輸出も計画しています。ノンアルコールビールは北米や中米でとても人気のあるカテゴリーです」
一方国内市場向けには、ビールカテゴリーにおいて、ペルー人の嗜好に一石を投じるようなイノベーションを今後半年以内に発表するという。「この件については、事業計画に基き適宜発表するつもりです」とフリアーノ社長は注釈した。
(ソース: Gestión 19/09/20)