9月22日午後8時4分(日本時間9月23日午前10時4分)、ペルーは公式に2022年の春を迎える。国家水路・気象庁(SENAMHI)は、リマ首都圏では平年よりも低い気温や曇天、霧雨がこの先も数週間は続くと見込んでいる。
同庁の予測によると、リマ首都圏の気温は午前中の数時間15.6°Cから17.2°Cで推移、その後上昇し午後には21.5℃から24℃になる模様。
同庁のギジェルモ・バイゴマ局長は、明け方の霧雨と曇天を伴う午前中の気温低下が、リマ首都圏で今後4週間は続くだろうと述べ、この3年間連続で発生している気象現象(エル・ニーニョやラ・ニーニャ)の影響を受け、海沿いの地区では主に寒さと湿気が増すと予測している。
「太平洋岸に近い区ほど相対湿度が高く、ラ・モリーナのような(内陸の)区では逆に低くなります」
局長は一方で、最初の4週間を過ぎると晴れの日が続くようになり、気温も上がり始めると注釈した。
「この寒さは少しずつ緩み、曇天の頻度も次第に減っていき、暖かい腫れの日が続くようになるでしょう」
アンデスでは雨の日が増加
また、アンデス地方では全体的に雨の日が多くなる模様。中期予報(2022年10~12月)によると南部アンデスでは例年よりも雨量が少なく、他は通常通りと見込まれている。
さらに、来夏は中部と南部を中心にアマゾンとアンデス両地方で積算降雨量が例年を上回ると予想。この雨量の増加については、太平洋赤道域中部におけるラ・ニーニャ現象継続との関連が推察され、来年の夏まで続く可能性があるとした。
(ソース: Andina 22/09/22)
ペルー保健省 マスク着用義務を緩和へ
ペルー保健省(MINSA)は22日、直近数週間におけるCOVID-19感染者数の減少とワクチン接種水準の向上を受け、マスクの着用およびワクチン接種証明書の提示に関する規則を改定すると発表した。
ホルヘ・ロペス保健相は同措置につき、閣僚委員会で承認され次第官報上で公布されることになると付け加えた。規則改定の概要は次のとおり。
マスクの選択的着用について
以下の場所におけるマスク(KN95マスク1枚、またはサージカルマスク+布マスク)の着用は任意とする。
- 屋外
- 換気設備のある屋内施設
- 教師や生徒のいる教育機関
以下の場所ではマスクの着用が義務付けられる。
- 保健衛生施設
- 陸上旅客輸送車両
- 換気設備のない屋内施設
- 呼吸器系疾患の人がいる環境(屋外・屋内共)
ワクチン接種証明書提示義務について
ロペス保健相は他にも、この改定では、ワクチン接種証明書の提示義務対象者を外国からの旅客ならびに地方間を移動する旅客に限定する予定と発言した。
同省国立感染症センター(CDC)のエドゥアルド・オルテガ事務局長はこの件に関し、ショッピングセンターやレストランなどの施設におけるワクチン接種証明書提示義務の漸進的な撤廃を検討していると説明した。
「当件は、ワクチン接種には重症例や死亡例の減少といった個別のメリットがあるとする米国CDCの勧告に準拠したものです」と同事務局長は強調している。
(ソース: Andina 22/09/22)