リマ市内の新速度規制 明日15日から取締り開始

リマ市自治体は14日、リマ市内の道路における新たな速度制限規制に関し、明日8月15日から取締りを開始すると注意を促した。違反者への罰金は最大でUIT(課税単位)の50%としている。

この新たな速度規制については、リマ市自治体と国家警察(PNP)が、市内10区以上において、ドライバーへの周知を目的とするキャンペーン「アクセルを踏むな!」を14日まで続けていた。

同キャンペーンでは、リマ市自治体所属の「リマの素敵な道路」チームと国家警察交通事故予防調査局のスタッフが、学校や商業施設などの公共スペースで子供向けの活動を展開。これに並行して、リマ市内の主要交差点で今日まで29回におよぶ啓蒙活動を行っている。

リマ市によると、速度超過による罰金の額は最大でUITの50%(今年度は2300ソレス/本日のレートで約7万9211円)で、明日15日から国家警察が取締りを開始するという。これに先立ち、市内40校以上のスクールゾーンを始め、プロセレス・デ・ラ・インデペンデンシア(SJL)やアンヘリカ・ガマラ(SMPおよびロス・オリーボス)、パチャカマック(VMTおよびVES)、トマス・マルサノ(スルキージョおよびスルコ)、タクナ(リマセントロ)、ニコラス・デ・ピエロラ(同左)といった主要大通りに速度規制を知らせる交通標識が設置されてきた。

交通通信省(MTC)の道路交通法改定による新たな最高制限速度は、市内の生活道路(calleやjirón)が30km/h(従前は40km/h)、大通り(avenidas)は50km/h(同60km/h)。ペルー国内で2010~2021年に発生した交通事故の30.5%は速度超過によるものという。

(ソース: Andina 14/08/22)