歴史上の重要な舞台であり、おいしい郷土料理や印象的な風景でも知られるペルー北部の街カハマルカ。しかし一番の見どころは、ペルーのみならずラテンアメリカ諸国でも有名なカーニバルでしょう。このにぎやかな祭りをペルー貿易観光促進庁(Promperú)が次のように紹介しています。
Carnaval de Cajamarca(カハマルカのカーニバル)は、カハマルカを始めこの国全体の伝統的な文化を紹介する盛りだくさんなお祭りです。なので、この大切な祭りの概要や歴史を覚えておいても損はありません。1930年代に始まったカハマルカのカーニバルは大規模な祝祭で、祭りのスタートには色とりどりの花で飾られた山車が主役となり、中央広場の周りを練り歩きます。参列者には色付きのタルカムパウダーやピカピカ(※皮膚に触れるとかゆくなる粉)、紙テープ、水性塗料、果ては食べ物まで色々なものが浴びせられます。
この祭りは時と共に企画性を増し、ダンスやゲーム、各種コンクールを始めとする様々なアクティビティが行われるようになりました。開催の度に参列者の数が増え、街路の装飾も華やかなものへと変わり、今日では由緒ある行事として定着しています。
このカーニバルの見どころのひとつに「バンド・デ・カルナバル(※仮装やダンス、民族衣装などそれぞれに趣向を凝らした組別対抗パレード)」が挙げられます。カハマルカ市当局と祭典の実行委員会が主催するこのパレードは、本祭の前に8日間連続で行われ、その年のカーニバルの女王や祭りの開催を告げる「Rey Momo(モモ王) 」の選考がスタートします。
カハマルカは標高2700メートルに位置するアンデスの街。その中心部には、街のどこからでも見えるサンタ・アポロニアの丘が堂々と鎮座しています。フリート・カハマルキーノや、カモーテ(サツマイモ)とウミータを添えたチチャロンなど、おいしい郷土料理もたくさん。パートナーや家族、友だちと一緒にカハマルカのカーニバルやグルメをぜひ楽しんでください!
(ソース: ペルー貿易観光促進庁/Promperú)