話し出すときりがないほどペルーの定番料理はその数が豊富。それぞれに特有の美味しさがあり、今ではそれらが一体となって、ペルーのガストロノミーを世界で愛されるものにしているのでしょう。中でもペルー南部に位置するプーノ州の地勢と自然は、この土地の料理に独自性をもたらす食材を育んでくれます。 そんなプーノの代表的な5種類の郷土料理を、ペルー貿易観光促進庁(Promperú)が皆さんに紹介しています。
El Chairo
滋養のある定番スープ。仕事前や、日中の栄養補給に最適です。ジャガイモ、チューニョ・ネグロ(乾燥ジャガイモの一種)、ラム肉、ニンジン、タマネギ、そら豆、チャローナ(乾燥ラム肉)などをベースに、塩やオレガノのような調味料を加えて作ります。その高い栄養価とおいしさから、プーノではとても人気があります。
Pesque de Quinua
プーノは国内最大のキヌア生産地。なので、キヌアが主役の料理があっても当然ですね。ペスケ・デ・キヌアは、牛乳、チーズ、バター、塩、そして私たちのスーパーフードのひとつに数えられているキヌアで作る、とても簡単で栄養価の高いシチューです。普通はラムやビーフなどの肉料理と一緒に頂きます。
Chicharrón de Alpaca
アルパカの肉は低カロリーなのにとても栄養価が高いので、揚げ物が食べたくなった時にはこのチチャロンが理想的かも知れません。水気がなくなるまで煮込んだアルパカの肉をこんがり焼いて、ジャガイモやチューニョ、トウモロコシを添え、美味しいサルサ・クリオージャと一緒に頂きます。
Chupe de Quinua
キヌアを使っていますから、それだけでもう栄養満点な一品ですね。そら豆、トウモロコシ、ニンジンのような野菜や魚介などを加え、塩を使わず煮込んだ料理です。ジャガイモやワカタイを添えてい頂きます。
Trucha frita
リン、マグネシウム、鉄分、亜鉛などの栄養素やタンパク質をたっぷり含んだチチカカ湖産のマスのフライです。作り方はとっても簡単、新鮮なマスを油で揚げたら、煮込んだジャガイモ(フライでもよし)やサルサ・クリオージャ、トウモロコシ、チューニョ、白米などを添えて頂きます。
もう覚えましたね!次にプーノを訪れる際は、これらの美味しい郷土料理を忘れずに味わってください。
(ソース: ペルー貿易観光促進庁/Promperú)