FM802 緊張感あふれるペルーの大統領選について

5月23日(日)FM802 Superfine Sunday にラジオ出演しました。

今年は5年に一度のペルー大統領選の年。ただ4月11日に実施された1回目の投票で有効投票数の過半数を獲得した候補者がいなかったため、上位2名による決選投票に持ち越されることとなりました。その2名というのが大問題!ということで、今回は緊張感あふれるペルーの大統領選挙選についてお話させていただきました。

決戦投票に挑むのは、元ペルー大統領アルベルト・フジモリ氏の長女であるケイコ・フジモリ氏。中道右派だし政治家としての経験も豊富ですが、とにかくアンチが多い!(この週末もリマ旧市街で反ケイコデモが盛大に行われたとか)。どんな政策をとっても非難されるだろうし、彼女の足を引っ張ろうとする勢力が多すぎて、国が一致団結する未来なんてまったくイメージできません。

一方、ケイコ氏を抑え現在優位に立っているのが、急進左派でほとんどlocoともいえるペドロ・カスティージョ氏。政策どころかまともな発言が一切できない、こんな怪しげな人物がなぜ支持されてしまうのか・・・そこが大格差社会たるペルーの限界であり、悲しいところであります。

ペルーの未来はペルー人が決めるもの。とはいえペドロ氏が大統領になったら、我々外国人は安心して暮らせません。決選投票はペルー時間の6月6日(日)、とにかくこんなに緊張する大統領選挙は初めてです。