謹賀新年、あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
コロナに始まりコロナに暮れた2020年はあまりにも多くのことがありすぎて、何をどう振り返っていいのか迷ってしまいます。
コロナ時代初期のペルーの感染状況は想像以上にストレスになっていたようで、私は一時軽い不眠症に陥っていました。身体を動かすように努めてもなかなか寝付けず、何度も途中覚醒してしまう日々。舌に口内炎まででき、メラトニンを服用しても一向に改善しませんでした。人間、眠れないとロクなことは考えませんよね。その頃はペルーに暮らすこと自体嫌だと思うようになり、「もしペルーから完全撤退するなら、何を手放し、何を持って帰るか？」と真剣に考えたのです。
それで分かったのは、身の回りの品々のうち、本当に大切なものはほとんどないということでした。家具はもちろん、電圧の違う家電も不要。愛用の日本製家電もあるけれど、日本に帰るならあっちで最新機種を買いなおすほうが絶対いい。衣類や書籍もほとんど不要だし、たくさんある食器のうち、何が何でも持って帰りたいのは両親の思い出がある湯呑を含めほんの少し。どれもこれも今の生活には必要だけれど代案がきく、いざとなったら手放しても困らないものばかりだと気づいたのです。知らず知らずにうちに、あらゆるものにしがみついていたんですね。物を大切に、無駄にしないようにと心掛けていたつもりが、無駄なものを溜め混む結果になっていんだと知り、なんだか笑ってしまいました（その後、腹式呼吸を試したところ不眠症は改善。これはオススメです！）
今はプチ断捨離中で、不要なものを少しずつ処分しています。書籍は捨てるしかありませんが、雑誌類は近所の友達がたくさん貰ってくれました。古着や靴はアパートの門番くんや友達のメイドさんが喜んでくれるので、本当に助かります。今年は古いアルバムをスキャンし、紙の写真を処分する予定。きっと思い出に浸ってなかなか進まないでしょうが、焦らず少しずつやっていこうと思います。
ということで、今年の目標は“いかに身軽に暮らすか”になりそう。これからもウィズコロナの時代が続くといわれる中、緊急時の対応力を高めるためにも身軽さは必要不可欠ですしね。またこちらにも書いたように、これまで以上に健康に留意し、日々の生活を大切にしていこうと思います。現実から目を背けず、でも状況は少しずつ良くなると信じて、今できることをひとつひとつ着実に遂行していくつもりです。
そんなこんなの2021年元旦。今年もkeikoharada.comをどうぞよろしくお願い致します。
ペルーパンデミック292日目
ペルー保健省発表12月30日COVID-19関連国内統計
- 感染者数累計 1015137人（前日比+2523）
- 死者数累計 37680人（+59）
- 既検査数累計 5522513件（+19629）
- 陽性率 18.38%↓
- 死亡率 3.712%↓
- 1日の検査数 19629人（+2752）
- 1日の感染者数 1451人（+389）※当該日以前の感染者1072人を除く
- 入院患者数 4948人（+110）
- 上記の内ICU患者数 1230人（+8）
- 回復患者数 953175人（+1857）
直近一週間の一日当り感染者数推移（カッコ内は死者数）
- 12月30日 2523人（59）
- 12月29日 2118人（47）
- 12月28日 1588人（49）
- 12月27日 1251人（51）
- 12月26日 1339人（60）
- 12月25日 772人（46）
- 12月24日 1564人（51）
- 直近7日間平均 1593.6人↑（51.9↑）
- 直近7日間の陽性率 12.49%↑ ※累計比
(ソース: MINSA 12月31日)