再ロックダウン初日

第二次ロックダウン初日の今日、朝一番でスーパーに出かけた。開店10分前に到着してみると、待ち人はなんとたったの5人。その後の来客も極端に少なく、これまで経験したことがないほど低密度の店内でゆっくり買い物することができた。この数日の混乱が嘘のようだ。

“ペルー再ロックダウン”の発表で、感染警戒度高度3に指定されたリマ。市内スーパーには早朝から長蛇の列ができ、主要道路は終日大渋滞。TVにはトイレットペーパーや飲料水を買いだめする人たちの姿が幾度も映し出されていた。いくら自家用車の使用が禁止されるとはいえロックダウン中も買い物は可能なのに、なぜ感染リスクを冒してまで買いだめに走るのだろう?そんなやりとりの中で友人が「歩いて買い物、しかも一人でなんてありえない by ペルー人」とつぶやいた。けだし名言だと思う。

リマのセントロやカリャオでは、ロックダウンに対する激しい抗議行動も行われた。マスクもせず「コロナなんて嘘っぱちだ!」と叫ぶ輩はなんとかしてほしいが、政府補償が行き届かない中、明日の食い扶持にも事欠く人たちの切なる声には耳を傾けるべきだろう。大手マスコミが報道に消極的なのは意外だったが、マスメディアが黙り込んでもソーシャルメディアの勢いは止められない。興味のある方はtwitter等で#NoAlToqueDeQuiebraと検索あれ。国民の不満をどう解消していくのか、サガスティ大統領のお手並みを拝見。

ペルーパンデミック322日目

ペルー保健省発表1月29日COVID-19関連国内統計

  • 感染者数累計 1133022人(前日比+7147)
  • 死者数累計 40857人(+171)
  • 既検査数累計 6300181件(+49789)
  • 陽性率 17.98%↓
  • 死亡率 3.606%↓
  • 入院患者数 11715人(+203)
  • 上記の内ICU患者数 1859人(+31)
  • 回復患者数 1045854人(+6235)

直近一週間の一日当り感染者数推移(カッコ内は死者数)

  • 1月29日 7147人(171)
  • 1月28日 6190人(202)
  • 1月27日 5715人(212)
  • 1月26日 6731人(165)
  • 1月25日 4444人(220) 
  • 1月24日 3782人(110)
  • 1月23日 5075人(169)
  • 直近7日間平均 5583.4人↑(178.4↓)
  • 直近7日間の陽性率 16.32%↓ ※累計比
  • 直近7日間の感染者数合計 39084人↑(前日比1305↑)
  • 直近7日間の死者数合計 1249人↓(前日比-10↓)

(ソース: MINSA 1月30日)