ペルーのエリザベス・アステテ・ロドリゲス外相は8日、隣国ボリビアへの公式訪問後、同国との国境再開の可能性について言及した。
「両国国境の段階的再開の可能性につき調整を始めるにあたり、2週間以内に複数の国境委員会を開催する必要があります。目的は国境地帯における経済の再活性化をサポートすることです」と同相はプーノ市内で発言した。
同相はまた、COVID-19のパンデミックにより地域住民間に大きな問題が生じないよう、国境を再開するのであれば保健省の勧告に従い防疫プロトコルを考慮する必要があると強調。今年はコロナ禍で実施できなかった両国内閣による会合を、来年に向け再開する用意があると明かした。
ボリビアの首都ラパスで開催された今回の会合では、ペルーのイロ(モケグア州)における昨年の大統領・閣僚レベル二か国間会談での合意についても議論が交わされた。「デサグアデーロ(プーノ)を始めとする国境周辺地区への家庭用ガス配給およびペルーへの液化石油ガス販売構想に関するこれらの合意を次の段階に進めていきます」と同相は述べた。
同会合ではまた、両国に跨るチチカカ湖を水質汚染などの問題から守るため創設された生態系・水資源保護二国間自治機構のリエンジニアリングが急務であることから、これを優先的に実施する旨の合意がなされた。
プーノ州のCOVID-19関連統計
プーノ州保健局の最新報告によると、同州のCOVID-19累計感染者数は3万6089人、同死者数は772人で現在48人が入院中(うち7人はICU)。直近の死者は今月5日の国境地区ユングーヨの患者。人口10万人当りの死亡者数は62.36人で、隣接するアレキパとクスコ両州を下回っている。
(ソース: El Comercio 08/12/20)
ペルーパンデミック268日目
ペルー保健省発表12月6日COVID-19関連国内統計
- 感染者数累計 975116人(前日比+1204)
- 死者数累計 36324人(+50)
- 既検査数累計 5179331件(+11865)
- 陽性率 18.83%↓
- 死亡率 3.725%↑
- 1日の検査数 11865人(-682)
- 1日の感染者数 508人(-139)※当該日以前の感染者696人を除く
- 入院患者数 3814人(-27)
- 上記の内ICU患者数 1012人(+25)
- 回復患者数 909389人(+1735)
直近一週間の一日当り感染者数推移(カッコ内は死者数)
- 12月6日 1204人(50)
- 12月5日 1224人(43)
- 12月4日 1828人(36)
- 12月3日 2014人(91)
- 12月2日 1771人(28)
- 12月1日 1847人(45)
- 11月30日 1623人(65)
- 直近7日間平均 1644.4人↑(51.1↑)
- 直近7日間の陽性率 10.5%↓ ※累計比
(ソース: MINSA 12月7日)