ペルーの中国製ワクチン治験一時中止 関連性調査へ

ペルー保健省(MINSA)は12日、中国の製薬企業Sinopharm社が現在ペルーで実施中の新型コロナウイルス感染症ワクチン治験につき、管轄の国立衛生研究所(INS)が一時中止を決定したことを公式声明を通じて発表した。

INSの判断に関し保健省は、同ワクチン治験第3フェーズにおける参加者の健康状態を保護する目的の治験規定、および関連プロトコルに配慮した安全上の措置と説明。報告された症例が治験ワクチン接種に由来するものかどうかは調査中としている。

カジェターノ・エレディア大学(UPCH)で行われているSinopharm社製ワクチン治験の主任研究員ヘルマン・マラガは、64歳の被験ボランティアに“神経性の症状”が現れたことから一時的に治験が中止されたと報告、「当被験者の主な症状は両足の筋力低下です。一方、この被験者にはある種の既往症があり、ギランバレー症候群の疑いも捨てきれないため、関連性を調査します」と解説した。

(ソース: Gestión 12/12/20)

ペルーパンデミック273日目

ペルー保健省発表12月11日COVID-19関連国内統計

  • 感染者数累計 983045人(前日比+2102)
  • 死者数累計 36609人(+65)
  • 既検査数累計 5248832件(+16347)
  • 陽性率 18.73%↓
  • 死亡率 3.724%↓
  • 1日の検査数 16347人(+948)
  • 1日の感染者数 958人(+245)※当該日以前の感染者1144人を除く
  • 入院患者数 3836人(+99)
  • 上記の内ICU患者数 1039人(+23)
  • 回復患者数 916335人(+86)

直近一週間の一日当り感染者数推移(カッコ内は死者数)

  • 12月11日 2102人(65)
  • 12月10日 1832人(45)
  • 12月9日 1799人(44)
  • 12月8日 691人(54)
  • 12月7日 1505人(77) 
  • 12月6日 1204人(50)
  • 12月5日 1224人(43)
  • 直近7日間平均 1479.6人↑(54↑)
  • 直近7日間の陽性率 11.03%↑ ※累計比

(ソース: MINSA 12月12日)