タキーレ島観光来年1月4日から再開

ペルー南部のティテイカカ湖に浮かぶタキーレ島。プーノ州の州都プーノから船で約2時間半、壮大な景色と伝統織物で有名なこの島では、来年1月4日から国内観光客の受け入れが再開される。

生活体験型観光(エクスペリエンシャル・トラベル)が売りのタキーレ島では、新型コロナウイルス感染症への防疫体制を整え、島内での宿泊も再開される見込み。観光サービスの提供は島民にとって死活問題だ。

今年3月の国家緊急事態宣言以来観光客が途絶え、現在の島民は貯金も備蓄食料も底をついているとサルバドール・マルカ・キスペ地方議員は訴える。

「もうこれ以上観光を停滞させることはできません。状況は逼迫しています。2000人を超える島民が、わずかな貯えを頼りに生活してきました。新型コロナで島が閉鎖されたままなら、後はこの島を出ていくしか方法がないでしょう。でもここを離れてどこへ行けばいいのでしょうか」

同議員はまた、観光客の送迎にあたり島民の船舶にもツアーボート同様の防疫措置を施したと強調。「防疫プロトコルはすべて認可されました。島に到着した観光客は、自らの意思で宿泊先の家屋を選べるようになっています」

タキーレ島一泊三食付きパック(国内向け)

観光客獲得に向け、タキーレ島ではペルー人向けに一泊三食付きパックをS/45で提供する見込み。参加人数によって値下げ交渉も可能と同議員は話す。「宿泊パックの導入を通じ、関連サービスを含む観光事業を短期間で回復させたいと考えています。観光サービスに携わる島民は数百人におよび、彼らの生活がかかっていますから」

島への往復交通費

プーノ港からタキーレ島へは船舶で片道約2時間半(天候次第で変動)、往復料金は日帰りでS/25。タキーレ島では、島民の文化やコミュニティをより深く知るために、少なくとも島内で1泊するよう勧めている。

(ソース: La República 27/12/20)

ペルーパンデミック288日目

ペルー保健省発表12月26日COVID-19関連国内統計

  • 感染者数累計 1007657人(前日比+1339)
  • 死者数累計 37474人(+60)
  • 既検査数累計 5463577件(+10486)
  • 陽性率 18.44%↓
  • 死亡率 3.719%↑
  • 1日の検査数 10486人(+4322)
  • 1日の感染者数 919人(+318)※当該日以前の感染者420人を除く
  • 入院患者数 4239人(+62)
  • 上記の内ICU患者数 1144人(+10)
  • 回復患者数 945603人(+1966)

直近一週間の一日当り感染者数推移(カッコ内は死者数)

  • 12月26日 1339人(60)
  • 12月25日 772人(46)
  • 12月24日 1564人(51)
  • 12月23日 1719人(44)
  • 12月22日 2110人(55) 
  • 12月21日 1678人(45)
  • 12月20日 958人(71)
  • 直近7日間平均 1448.6人↓(53.1↓)
  • 直近7日間の陽性率 11.43%↑ ※累計比

(ソース: MINSA 12月27日)