クスコを訪れるべき5つの理由

マチュピチュ遺跡を擁し、インカ帝国の首都としても知られるクスコは、ペルーで最も旅行者が訪れる観光地のひとつです。魅力的な考古学遺跡や大自然、洗練されたレストランに家庭的なホスピタリティ。ペルー貿易観光振興庁(Promperú)がクスコを訪れたくなる5つの理由について説明しています。

新・世界七不思議にも選ばれたマチュピチュ遺跡

冒頭でも触れたように、クスコはマチュピチュ観光の拠点となる街。新・世界七不思議のひとつにも数えられているマチュピチュ遺跡は、インカの精緻な石組みをベースに造られ、セハ・セルバ(アンデスとアマゾンの境界部)の山頂に鎮座する広大な聖域です。複数の調査により建造時期は1435年とされ、神官を始め当時のエンジニアや専門家たちが頻繁にこの地を訪れていた事実から、科学的研究の拠点としての用途があったと推測されています。

今ではペルー観光のシンボルとなったマチュピチュ遺跡、新型コロナウイルス感染症のパンデミックに伴い長くその門を閉ざしていましたが、世界保健機構(WHO)によるセーフ・トラベルズ観光地の適用を受け、この11月から観光客の受け入れを再開しました。

太陽信仰

インカ帝国時代の祖先たちは、太陽神インティに敬意を表すための祭日を設けていました。インティライミの名で知られるこの祭典は今でも毎年6月24日に開催され、国家文化遺産にも指定されています。この日はペルーのアンデス地方における収穫期の終わりと冬の始まり(冬至)を意味しています。

インティライミの祭典は、コリカンチャ神殿やアルマス広場、サクサイワマン遺跡など、クスコ市内の様々な場所で行われ、アクリャス(太陽神に仕える乙女たち)やピチャック(箒で悪霊を追い払う役目の男たち)のほか、インカ皇帝やそのクミーリョ(アチワという羽毛製の日傘を支え持つ皇帝の従者)に扮した数十人の役者が集い、いにしえの趣きを再現します。

豊かな食文化

インカの誇る食文化を楽しもうとするなら、先祖伝来の味付けや料理法が残っているクスコの地は欠かせません。例えばチューニョ・コラ、ひよこ豆とジャガイモ、チューニョ(保存食として乾燥させたジャガイモ)を使った一品で、今はサルチチャ(ソーセージ)やライスと一緒に食べられています。

11月から12月にかけての季節料理、ケソ・カプチも外せません。そら豆、玉子、チーズ、牛乳、ジャガイモ、トウガラシを材料に用い、ニンニクとタマネギ、ラードで上品に味付けした料理です。

アドベンチャースポーツ

クスコの独特の地形は、アドレナリンがあふれ出す様々なアドベンチャースポーツを楽しむのにも向いています。例えば、世界5大トレッキングルートのひとつとされるインカトレイル。インカ時代に使われていたマチュピチュへの道筋をたどる数日間のトレッキングで、道中では聖なる谷を始めとする美しい景色や数々の遺跡などが楽しめます。

数々の観光名所

クスコにはマチュピチュ遺跡以外にも、サクサイワマン考古学公園ビニクンカ(レインボーマウンテン)、霊峰アウサンガテ、ウマンタイ湖、ワクラプカラ遺跡、タンボマチャイ遺跡マラスの塩田を始め、その美しさやユニークな眺めで旅人の目を奪う多くの遺跡や景勝地があります。次の旅行先はぜひクスコをお選びください。

クスコ市街

(ソース: Promperú)

ペルーパンデミック265日目

ペルー保健省発表12月3日COVID-19関連国内統計

  • 感染者数累計 970860人(前日比+2014)
  • 死者数累計 36195人(+91)
  • 既検査数累計 5136390件(+17145)
  • 陽性率 18.9%↓
  • 死亡率 3.728%↑
  • 1日の検査数 17145人(+1301)
  • 1日の感染者数 814人(+211)※当該日以前の感染者1200人を除く
  • 入院患者数 3768人(-177)
  • 上記の内ICU患者数 965人(+8)
  • 回復患者数 903958人(+2414)

直近一週間の一日当り感染者数推移(カッコ内は死者数)

  • 12月3日 2014人(91)
  • 12月2日 1771人(28)
  • 12月1日 1847人(45)
  • 11月30日 1623人(65)
  • 11月29日 1075人(43) 
  • 11月28日 2162人(44)
  • 11月27日 2044人(40)
  • 直近7日間平均 1790.9人↑(50.9↑)
  • 直近7日間の陽性率 10.73%↑ ※累計比

(ソース: MINSA 12月4日)