ペルー社会保険庁(EsSalud)は2日、新型コロナウイルスの週間感染者数比較において、感染ヒートマップを基にクスコなど全国8州で増加が見られたと伝えた。
感染者数が増加したのはクスコ(+27%)、タクナ(+36%)、トゥンベス(+65%/トップ写真)、カリャオ(+7%)、アプリマック(+20%)、ワヌコ(+9%)、アレキパ(+3%)、ラ・リベルタ(+1%)の8州。残りの州は最大で11%の減少となった。
一方、リマ首都圏(※リマ市43区およびカリャオ特別州の総称)では10区で最大600%の感染者数増加ならびに高止まり傾向が報告された。
リマ首都圏のCOVID-19感染者数推移(単位:人)
区名 | 第47週 | 第48週 | 増減 |
---|---|---|---|
Punta Hermosa | 1 | 7 | 600% |
Bellavista | 98 | 219 | 123% |
San Isidro | 14 | 26 | 86% |
Cieneguilla | 3 | 4 | 33% |
Puente Piedra | 99 | 110 | 11% |
Pachacámac | 28 | 31 | 11% |
San Miguel | 27 | 28 | 4% |
Chorrillos | 73 | 75 | 3% |
Santa Rosa | 2 | 2 | 0% |
San Juan de Lurigancho | 197 | 196 | ▲1% |
若年層で感染者増加
保健省国立感染症センターの報告によると、18~29歳の感染者数は3271人、60歳以上は2672人の増加。症状は咳(63.2%)、全身の倦怠感(51.8%)、喉の痛み(51.0%)、発熱(45.7%)など。
ピウラ州で死亡率上昇
ペルー北部のピウラ州ではCOVID-19感染症による直近3週間の死者が19%増加、一日平均7~8人、合計で153人に達した。8月から10月にかけ落ち着きを見せていた同州の死者数は11月に入り再び増加、11月最終週には感染者627人および死者24人を記録し、同月末までの累計はそれぞれ2716人と7万5285人に。
国内の感染者数は現行予想でおよそ200万人に到達すると見られており、同庁では防疫対策を怠らないよう注意を呼び掛けている。
(ソース: Gestión 03/12/20)
ペルーパンデミック263日目
ペルー保健省発表12月1日COVID-19関連国内統計
- 感染者数累計 967075人(前日比+1847)
- 死者数累計 36076人(+45)
- 既検査数累計 5103401件(+17626)
- 陽性率 18.95%↓
- 死亡率 3.73%↓
- 1日の検査数 17626人(+1549)
- 1日の感染者数 734人(-104)※当該日以前の感染者1113人を除く
- 入院患者数 4008人(-14)
- 上記の内ICU患者数 961人(+3)
- 回復患者数 899213人(+2235)
直近一週間の一日当り感染者数推移(カッコ内は死者数)
- 12月1日 1847人(45)
- 11月30日 1623人(65)
- 11月29日 1075人(43)
- 11月28日 2162人(44)
- 11月27日 2044人(40)
- 11月26日 1977人(54)
- 11月25日 1888人(58)
- 直近7日間平均 1802.3人↓(49.9↑)
- 直近7日間の陽性率 10.46%↑ ※累計比
(ソース: MINSA 12月2日)