ビスカラ大統領罷免の翌日、全国各地で抗議行動

ビスカラ大統領の罷免が国会で可決された翌日の10日、首都リマや国内の主要都市では早朝から国会に対する抗議行動が発生した。

リマでは数百人の市民がサンマルティン広場(写真)に集結、その後大統領宮殿へ向かうも国家警察(PNP)が催涙弾でこれを制止、デモ隊との間で衝突が起きた。この最中、現場のリマ歴史地区ではデモ隊が投石などで政府の車両を攻撃、公共省のピックアップトラック1台が後部窓ガラスなどを損傷した。

(VIDEO: Buenos Días Perú)

ラ・リベルタでも多くの市民が幟(のぼり)やプラカードを手に州都トルヒーヨのアルマス広場に集結。一部のデモ隊は「ペルーよ、お前を愛している。だからお前を守る」と叫びつつ市の中心部を行進した。

クスコでは、マヌエル・メリーノ国会議長の大統領職就任に反対する数百人の市民がアルマス広場やソル通りの周囲を埋め抗議行動を展開、国家警察が催涙弾やゴム弾でこれに対峙した。

ピウラでも大統領の罷免を不服とする一団が早朝からイグナシオ・メリーノ広場に集まった。デモ隊の抗議は当初平和裏に行われていたが、サンチェス・セロ通りを行進しようとした際国家警察と衝突、数人の市民が逮捕された。

アレキパでは罷免に反対するおよそ100人の市民がアルマス広場で抗議、警官隊との間で小競り合いが発生。プラカードを手にメリーノ国会議長の大統領職就任を拒否するデモ隊に対し、警察が放水車を使用する場面も。

ウアマンマルカ広場に集結した市民が国会への抗議演説を行ったワンカヨでは、複数政党の代表者の姿も見られた。警察は夜間外出禁止令の適用が始まる午後11時以前の解散を試みたものの、デモ隊はアヤクチョ通りを経て憲法広場に向け行進を続けた。

チクラヨではエリアス・アギーレ広場で座り込みによる抗議行動が始まり、メリーノ議長の大統領職就任を拒否し抗議に参加する市民の数が次第に増えていった。

(ソース: Perú21 10/11/20)

ペルーパンデミック241日目

ペルー保健省発表11月9日COVID-19関連国内統計

  • 感染者数累計 925431人(前日比+1904)
  • 死者数累計 34992人(+49)
  • 既検査数累計 4700489件(+15672)
  • 陽性率 19.69%↓
  • 死亡率 3.781%↓
  • 1日の検査数 15672人(+5118)
  • 1日の感染者数 768人(+367)※当該日以前の感染者1136人を除く
  • 入院患者数 4965人(-51)
  • 上記の内ICU患者数 1008人(-9)
  • 回復患者数 850670人(+2324)

直近一週間の一日当り感染者数推移(カッコ内は死者数)

  • 11月9日 1904人(49)
  • 11月8日 1194人(64)
  • 11月7日 2323人(39)
  • 11月6日 2507人(57)
  • 11月5日 2781人(53) 
  • 11月4日 2935人(59)
  • 11月3日 2885人(48)
  • 直近7日間平均 2361.3人↓(52.7↑)
  • 直近7日間の陽性率 12.51%↓ ※累計比

(ソース: MINSA 11月10日)