ビスカラ大統領は5日、本日再開されたペルー発着国際旅客航空便の運航に関連し、チリのサンティアゴからリマ行きの便を利用しようとした乗客40人が、PCR検査証明書の不備により搭乗を拒否されたと伝えた。
大統領は首相府のFacebookアカウントを通じライブメッセージを発信。「今朝から一部国際線の運航を再開した。ペルーの航空会社の報告によると、本日(5日)到着したサンティアゴ発の便では、最新のPCR検査証明書の不備が原因で、計40人の乗客が搭乗できなかったという」とコメントした。
ホルヘ・チャベス国際空港(リマ国際空港)で国際線の再開状況を視察中の大統領はまた、新型コロナウイルス感染症による感染者や死者、入院患者の数がこの8週間減少傾向にあるとしつつ、第二波到来の可能性にも備えていると述べた。
エストレマドイロ運輸通信相もまた、40人の乗客がリマ便に搭乗できなかった事態を追認。チリ発の同便(再開後初)でリマに到着した乗客はわずか55人と説明した。
「本日以降、商業便・人道的運航便の別を問わず、リマ発着のすべてのフライトにおいて往路・復路共に同一の防疫プロトコルが適用されます。PCR検査証明書を入手し初便でチリからリマに到着した乗客は55人でした。残りの乗客については、利用便の変更に便宜を図るべく航空会社と話をしました」と同相は注釈した。
ホルヘ・チャベス国際空港ではチリ(サンティアゴ)便の他、エクアドル(グアヤキル、キト)、ボリビア(ラパス、サンタクルス)、コロンビア(ボゴタ、カリ、メデジン)、パナマ(パナマ)、パラグアイ(アスンシオン)、ウルグアイ(モンテビデオ)とリマ間の運航が本日から徐々に再開される予定。
国際航空企業運送協会(IATA)のカルロス・グティエレス会長によると、本日から数日中にかけ運航再開予定のエアラインはLatam、VivaAir、SKY、JetSmart、Copa Airlinesの各社。
(ソース: El Comercio 05/10/20)
ペルー国家緊急事態発令204日目
ペルー保健省発表10月3日COVID-19関連国内統計
- 感染者数累計 828169人(前日比+3184)
- 死者数累計 32742人(+77)
- 既検査数累計 3952298件(+12425)
- 陽性率 20.95%↑
- 死亡率 3.954%↓
- 1日の検査数 12425人(-4881)
- 1日の感染者数 653人(-44)※当該日以前の感染者2531人を除く
- 入院患者数 7074人(-148)
- 上記の内ICU患者数 1287人(-24)
- 回復患者数 706223人(+5355)
直近一週間の一日当り感染者数推移(カッコ内は死者数)
- 10月3日 3184人(77)
- 10月2日 3421人(56)
- 10月1日 3267人(74)
- 9月30日 3468人(72)
- 9月29日 3061人(67)
- 9月28日 3054人(72)
- 9月27日 3412人(62)
- 直近7日間平均 3266.7人↓(68.6↓)
- 直近7日間の陽性率 22.38%↑ ※累計比
(ソース: MINSA 10月4日)