ペルー経済財政省(MEF)は12日、外国人観光客への一般販売税(IGV)還付要綱を含む一般販売税および選択消費税法第11章の改正を定める大統領令第226-2020-EFを官報にて公布した。
同令により変更された一般販売税還付の主な条件は次のとおり。
a) 財の購入は、認可された施設・店舗において当該観光客(ペルー非居住者)のペルー滞在期間中に行われるものを対象とする。
b) 財の購入には、定められた基準に従い発行された領収書による裏付けが必要となる。この場合、購入者の税籍登記番号(RUC)は支払証憑の最低記載要件とはならない。
財の購入を裏付ける領収書に還付申請の対象と異なるものを含めてはならない。
国家税務監督庁(SUNAT)は、定められたコントロールポイント(国際空港・港湾のイミグレーションコントロールなど)において、外国人観光客に対し当該領収書に関する免税証明書の提示を要請できるものとする。
c) 還付申請の対象となる財の価格は100ソレス以上とする。免税証明書の発行を伴うそれぞれの支払証憑には、還付申請手続きの対象となる財のみが含まれるものとする。
d) 財の購入は、観光客本人名義の国際クレジットカードまたはデビットカードを使用して行われるものとする。
還付金については、還付申請時に明記されたカード番号に対応する当該観光客名義のクレジットカードまたはデビットカード経由で支払われるものとする。
国家税務監督庁は、観光客への還付金支払が確認できることを条件として、庁令を通じ他の還付方法を定めることができる。
各認証済施設・店舗における課税取引に係る一般販売税の還付は、認証機関への当該施設・店舗登録の翌営業日以降の取引が対象となる。
各認証済施設・店舗は免税証明書(Constancia de Tax Free)を発行することができる。還付申請にあたり最低限必要となる免税証明書への記載事項は次のとおり(但しSUNATによる追加・変更の可能性あり)。
認証済施設・店舗側
- ペルーの税籍登記番号(RUC)
- 姓名または施設・店舗名、もしくは法人名
- 認証機関に付与された登録番号
外国人観光客側
- 姓名(パスポートと同一であること)
- 国籍
- パスポートなど身分証明書の種別およびその番号
- 財の購入に際し使用した本人名義の国際クレジットカードまたはデビットカードの番号
- 領収書の番号と発行日
- 取引(支払)の総額
- その取引で支払った一般販売税(IGV)の金額
(ソース: Andina 12/08/20)
ペルー国家緊急事態発令150日目
8月12日0:00ペルー保健省(MINSA)発表COVID-19関連国内統計
- 感染者数累計 498555人(前日比+8875)
- 死者数累計 21713人(+212)
- 既検査数累計 2643464件(+30865)
- 陽性率 18.86%↑
- 死亡率 4.36%↓
- 1日の検査数 30865人(+8344)
- 1日の感染者数 4421人(+1076)※当該日以前の感染者4454人を除く
- 1日の陽性率 14.32%↓
- 入院患者数 13823人(+48)
- 上記の内ICU患者数 1501人(+5)
- 回復患者数 341938人(+6182)
過去一週間の一日当り感染者数推移(カッコ内は死者数)
- 8月12日 8875人(212)
- 8月11日 6547人(225)
- 8月10日 5109人(204)
- 8月9日 7012人(228)
- 8月8日 7137人(195)
- 8月7日 8466人(225)
- 8月6日 7785人(196)
- 直近7日間平均 7275.9人↑(212.1↓)
- 直近7日間の陽性率 28.82%↓ ※累計比
(ソース: MINSA 8月12日)