ペルー首相府(PCM)は31日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う国家緊急事態の発令期限を8月31日まで1か月延長し、現行の複数制限を改定する大統領令第135-2020-PCMを官報にて公布した。
国家緊急事態発令中は、身体の自由および安全、住居の不可侵、集会の自由、移動の自由に関する憲法上の権利が制限される。緊急事態期間延長以外の改定に係る概要は次の通り。
スポット封鎖
アレキパ、イカ、フニン、ワヌコ、サンマルティン各州およびマードレデディオス州タンポパタ郡、アンカシュ州サンタ、カスマ、ワラス各郡、モケグア州マリスカルニエト、イロ各郡、タクナ州タクナ郡、クスコ州クスコ、ラ・コンベンシオン各郡、プーノ州サンロマン、プーノ各郡、ワンカベリカ州ワンカベリカ郡、カハマルカ州ハエン、サンイングナシオ各郡、アマソナス州バグア、コンドルカンキ、ウトゥクバンバ各郡、アプリマック州アバンカイ、アンダワイラス各郡に社会的強制隔離(外出制限)を定める。これらの地域における人の移動は、生活に不可欠なサービスおよび財へのアクセス、ならびに当令施行時点で認可済の経済活動に関する諸サービスの提供を目的とする場合にのみ許可される。
移動の自由に関する権利の制限
国家緊急事態宣言発令中は、毎日午後10時から翌午前4時にかけ、下記の地域を除く全国すべての住民に対し、住居内での強制待機(※夜間外出禁止)を命じる。アレキパ、イカ、フニン、ワヌコ、サンマルティン各州およびマードレデディオス州タンポパタ郡、アンカシュ州サンタ、カスマ、ワラス各郡、モケグア州マリスカルニエト、イロ各郡、タクナ州タクナ郡、クスコ州クスコ、ラ・コンベンシオン各郡、プーノ州サンロマン、プーノ各郡、ワンカベリカ州ワンカベリカ郡、カハマルカ州ハエン、サンイングナシオ各郡、アマソナス州バグア、コンドルカンキ、ウトゥクバンバ各郡、アプリマック州アバンカイ、アンダワイラス各郡の住民に対する住居内強制待機の適用時間帯については、午後8時から翌午前4時かつ日曜は終日とする。
(ソース: El Peruano 31/07/20)
ペルー国家緊急事態発令138日目
7月31日0:00ペルー保健省(MINSA)発表COVID-19関連国内統計
- 感染者数 414735人(前日比+7243)
- 死者数 19217人(+196)
- 既検査数 2348396件(+30142)
- 陽性率 17.66%
- 死亡率 4.63%
- 入院患者数 13577人(+139)
- 上記の内ICU患者数 1414人(-7)
- 回復患者数 287127人(+3212)
- 感染者数男女比 男性56.3% : 女性43.7%
過去一週間の一日当り感染者数推移(カッコ内は死者数)
- 7月31日 7243人(196)
- 7月30日 6809人(205)
- 7月29日 5678人(204)
- 7月28日 5288人(194)
- 7月27日 4920人(189)
- 7月26日 4913人(199)
- 7月25日 3923人(187)
- 7日間平均 5539.1人↑(196.3↑)
(ソース: MINSA 7月31日 ※州別感染者数は未発表)