7月1日からの観光再開を見込むマチュピチュ遺跡、クスコのベナベンテ州知事は1日当りの訪問者数を675人に制限する予定と伝えた。遺跡への内外観光客受け入れはツアーガイドを含み1時間当り75人、一日当り675人としている。
州知事はアンデス通信社の取材に対し、入場者数の制限は観光再開に伴う衛生プロトコルの一部であり、社会的距離の保持やマスクの着用、訪問者同士の接触を避けるための工夫などを含むとコメントした。
マチュピチュ遺跡公園の管理責任者ホセ・バスタンテもまた、遺跡の上層と下層にそれぞれ2ルートづつ設けられている見学コースに言及し、すべてを巡るには1時間20分から2時間を要すと説明。
「遺跡見学に際しては、訪問者に衛生プロトコルを遵守しつつマチュピチュの魅力を楽しんでもらうようツアーガイドが配慮します。場所によっては複数の順路が交差するため、”信号”システムを利用しグループ同士が出会わないようにする予定です」
バスタンテ氏はさらに、マチュピチュ遺跡の整備と保全に向け、新たな見学路が追加されると報告。「観光再開を前に、石組みを保護するための木製の階段を設置しているところです。再び入場者を迎えても、衛生プロトコルを守れば新型コロナウイルスへの感染リスクはなくなるでしょう」と強調した。
州知事とバスタンテ氏は昨日、文化省、環境省、マチュピチュ村自治体、クスコ地方政府の各代表と共に、州保健局と保健省の認可取得に向けた一般衛生プロトコルの検証作業に加わった。
「観光客の安全と衛生コントロール、中でも特に社会的距離の保持に関する項目をチェックしています」と州知事は明かした。
新型コロナウイルスのパンデミック以前、内外のマチュピチュ遺跡訪問者は一日当り2500人を超え、ハイシーズンには5000人に達していた。
(ソース: Andina 13/06/20)
ペルー全土封鎖 外出制限90日目
6月13日0:00ペルー保健省(MINSA)発表COVID-19関連国内統計
- 感染者数 225132人(前日比+4383)
- 死者数 6498人(+190)
- 既検査数 1338477件(+23060)
- 陽性率 16.82%
- 死亡率 2.89%
- 入院患者数 10342人(+221)
- 上記の内ICU患者数 1113人(+24)
- 回復患者数 111724人(+4591)
6月13日0:00現在州別感染者数
(*Clasificación de las regiones naturales se rige a la de INEI. / 地域区分は国立情報統計庁の分類に従う)
COSTA
- リマ 129865人(+1165)
- カリャオ 15556人(+356)
- トゥンベス 1879人(+65)
- ピウラ 13411人(+643)
- ランバイエケ 11059人(+268)
- ラ・リベルタ 7026人(+196)
- イカ 5345人(+244)
- モケグア 744人(+6)
- タクナ 596人(+14)
SIERRA
- カハマルカ 1199人(+64)
- ワヌコ 1433人(+70)
- パスコ 747人(+18)
- アンカシュ 6155人(+155)
- フニン 2545人(+62)
- ワンカベリカ 654人(+19)
- アヤクチョ 1102人(+31)
- アプリマック 346人(+15)
- クスコ 1419人(+51)
- アレキパ 5002人(+121)
- プーノ 556人(+11)
SELVA
- ロレト 7478人(+311)
- アマソナス 1102人(+69)
- サンマルティン 2674人(+220)
- ウカヤリ 6244人(+159)
- マードレデディオス 995人(+50)
過去一週間の一日当り感染者数推移(カッコ内は死者数)
- 6月13日 4383人(190)
- 6月12日 5961人(199)
- 6月11日 5965人(206)
- 6月10日 5087人(165)
- 6月9日 4040人(167)
- 6月8日 3181人(106)
- 6月7日 4757人(164)
- 7日間平均 4767.7人↑(171↑)
(ソース: MINSA 6月13日)