友好国からコロナ対策費6000万ドル支援

ペルー国際協力庁(APCI)は1日、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大阻止に向けた政府による取り組みへの支援として、友好国などから6000万㌦(約64億5542万円)を超える寄付と技術援助を受けたと発表した。

寄付の出所は友好国のほか、国際組織や非政府組織、財団、国外の民間セクターなど。COVID-19ウイルスによる社会経済への影響緩和が貢献の目的としている。

「国際技術協力局(CTI)から援助の管理と促進を委託されたワーキンググループの枠組みで、ペルー外務省および在外外交代表と共に進められているこの取り組みでは、これまでに友好国から6000万㌦以上の寄付と技術援助を獲得しています」とAPCIは解説。

これらの寄付は国外におけるペルーと各国との良好な関係を反映し具体化されたもの。COVID-19パンデミックに伴う3月16日の国家緊急事態宣言発令以来、外務省とAPCIは感染拡大への対抗能力を改善すべく努力を続けている。

「緊急事態発令期間中に、COVID-19抗体検査やPCR検査キット、医療用マスク・手袋などの防疫装備や人工呼吸器に加え、ペルーで一時的な医療ミッションを展開する中国とドイツからは、現場やビデオ会議経由で技術援助を受けることができました」

また、国際技術協力の一環として、パンデミック期ならびに感染終息以降の各組織の役割についての協議が進み、ペルーを始めとする新興諸国における経済再活性化への支援が強調された。

さらに、地域枠では“南アメリカの進歩のためのフォーラム(PROSUR)”参加各国によるビデオ会議が開催され、域内諸国のCOVID-19対策の調整、ならびにアンデス共同体と太平洋同盟の枠組みでの協議が行われた。

(ソース: Andina 01/06/20)

ペルー全土封鎖 外出制限78日目

6月1日0:00ペルー保健省(MINSA)発表COVID-19関連国内統計

  • 感染者数 170039人(前日比+5563)
  • 死者数 4634人(+128)
  • 既検査数 1076659件(+17785)
  • 陽性率 15.79%
  • 死亡率 2.73%
  • 入院患者数 8868人(-14)
  • 上記の内ICU患者数 975人(-13)
  • 回復患者数 68507人(+1299)

6月1日0:00現在州別感染者数

COSTA

  • リマ 103020人(+2494)
  • カリャオ 12495人(+328)
  • トゥンベス 1352人(+4)
  • ピウラ 8143人(+639)
  • ランバイエケ 8811人(+327)
  • ラ・リベルタ 4898人(+238)
  • アンカシュ 4444人(+224)
  • イカ 3450人(+116)
  • アレキパ 3633人(+301)
  • モケグア 509人(-6)
  • タクナ 398人(-50)

SIERRA

  • カハマルカ 786人(+39)
  • サンマルティン 1335人(+39)
  • ワヌコ 979人(+94)
  • フニン 1896人(+48)
  • ワンカベリカ 449人(+13)
  • アヤクチョ 762人(+14)
  • アプリマック 189人(-5)
  • クスコ 1103人(+41)
  • プーノ 386人(-6)

SELVA

  • ロレト 5133人(+418)
  • アマソナス 608人(+3)
  • パスコ 473人(+10)
  • ウカヤリ 4268人(+214)
  • マードレデディオス 519人(+26)

過去一週間の一日当り感染者数推移(カッコ内は死者数)

  • 6月1日 5563人(128)
  • 5月31日 8805人(135)
  • 5月30日 7386人(141)
  • 5月29日 6506人(131)
  • 5月28日 5874人(116)
  • 5月27日 6154人(195)
  • 5月26日 5772人(159)
  • 7日間平均 6580人↑(143.6↓)

(ソース: MINSA 6月1日)