外出制限解除後の企業活動再開に先立ち、ペルー保健省は省令第239-2020-MINSAを通じ、企業衛生プロトコルの改定を実施した。
同改定は、職場における従来の安全衛生遵守義務を新型コロナウイルスの流行を受け見直したもので、零細小企業を含むすべての企業が対象となる。
今月以降の実施が予定されている企業の経済活動再開にあたり、新たに規定された主な安全衛生ガイドラインは次のとおり。
- 職種毎のCOVID-19感染リスクと対策を記した「COVID-19ウイルス警戒・予防・抑止計画」の策定
- 前項の計画により示された中水準以上の感染リスクが予想される職場・職域の全従業員に対する感染検査の実施
- 従業員出社時の体温測定と同管理
- 職場入口における手洗いの義務
- COVID-19ウイルスに関する社員教育の実施
- 職場における社会的距離の常時遵守
- サージカルマスクの常時着用
- 従業員発熱時における本人および接触者の感染検査実施、ならびに保健省への同報告
- 医療関係者との契約義務(従業員20人超の企業は看護師1人、100人超は産業医1人)
(ソース: Gestión 04/05/20)
ペルー全土封鎖 外出制限50日目
保健省発表による5月4日0:00現在の国内感染者数は47372人(前日比+1444人)、死者合計は1344人(+58)。感染者の州別内訳はリマ29842人(+852)、カリャオ3979人(+86)、アンカシュ1014人(+21)、アレキパ692人(±0)、クスコ234人(+4)、ワヌコ248人(±0)、イカ688人(+12)、ラ・リベルタ965人(+86)、ランバイエケ2763人(+117)、ピウラ1752人(+134)、ロレト1502人(±0)、マードレデディオス121人(+1)、フニン524人(+18)、サンマルティン296人(+14)、トゥンベス347人(±0)、カハマルカ268人(+9)、パスコ162人(+1)、アヤクチョ143人(+8)、タクナ141人(±0)、ワンカベリカ199人(+13)、アプリマック100人(+10)、モケグア133人(+2)、プーノ142人(+7)、アマソナス164人(+9)、ウカヤリ953人(+40)。既検査数は385492件(+10396)、陽性判定率は12.29%、死亡率は2.84%。5435人が入院中(うち694人はICU)、14427人が回復へ。
(ソース: MINSA 5月4日)