ペルーのビスカラ大統領は23日、今月26日に期限を迎える現行の外出制限につき、5月10日まで延長すると記者会見で発表した。外出制限を含む国家緊急事態宣言の延長は今回で3度目となる。
大統領は「内閣のメンバーや多くの専門家と協議した結果、この感染症(COVID-19)への警戒はまだ解かれるべきではないと考えている。また、最も大切なものは”国民”であり、その健康と生活。国家の幸福を常に考えながら判断を下さなければならない。従い、ペルー国民にとっての最善を考慮しつつ、緊急事態宣言の延長を再度勧告する」と会見で説明した。
大統領はまた、ライフライン系セクターの一部やテレワークを除きほぼ休止状態の経済活動に関し、内閣特別委員会の計画に基き5月4日(月)から徐々に再開していく予定と発言。
加えて、レストランメニューやファストフードのデリバリーサービスについても、衛生プロトコルの遵守を条件として、同日以降の再開を委員会に提議していると明かした。
(ソース: El Comercio 23/04/20) ※写真は外出制限下の食品デリバリー
ペルー全土封鎖 外出制限39日目
保健省発表による4月23日0:00現在の国内感染者数は20914人(前日比+1664人)、死者合計は572人(+42)。感染者の州別内訳はリマ14300人(+1086)、カリャオ1536人(+120)、アンカシュ352人(-13)、アレキパ291人(+15)、クスコ158人(+11)、ワヌコ116人(+2)、イカ248人(+35)、ラ・リベルタ391人(+73)、ランバイエケ968人(+104)、ピウラ568人(+54)、ロレト700人(+47)、マードレデディオス77人(+6)、フニン206人(-1)、サンマルティン111人(+4)、トゥンベス233人(+28)、カハマルカ90人(+12)、パスコ48人(+2)、アヤクチョ39人(+1)、タクナ50人(+6)、ワンカベリカ21人(+2)、アプリマック52人(+6)、モケグア52人(+4)、プーノ33人(+18)、アマソナス64人(+4)、ウカヤリ210人(+38)。既検査数は185238件(+14838)、陽性判定率は11.29%、死亡率は2.74%。2786人が入院中(うち467人はICU)、7422人が回復へ。
(ソース: MINSA 4月23日)