ビスカラ大統領は16日、ペルー北部の都市トルヒーヨで先週起きた警察による家屋への立ち入り捜査に関し、「禁酒令」の遂行ではなく「密集」の取締りと説明した。
この問題は先週12日、トルヒーヨのアパートの一室で行われていた誕生パーティーに、騒音による近隣住民の通報を受けた国家警察が介入、その様子がSNSを通じ拡散され「行き過ぎ」ではないかと言われていたもの。
大統領はこの件について次のようにコメントした。「完全に禁止されているのは”集会”であり、とあるケースでは他人数が集まったので拘束されたように見えた。彼らは酒まで飲んでいた。ならば”禁酒令”ではなく、集会の禁止条項がある。1メートルの距離を取らなければ感染のリスクに晒されるからだ」
「いまの配慮と対策は、感染者にならないよう、また無自覚な保菌者の場合は他人に感染させないよう、必要な社会的距離を維持することだ。手洗いを始め常に清潔・清掃を心がけ、マスクを着け、多人数で集まらず、他人と1メートル距離を置くことは、すべてのペルー人が果たさねければならない義務だ。この病気を克服しよう、そのためには26日以降もまだまだ時間がかかる、これがいま言えるすべてだ。皆の義務と責任を果たすようお願いしたい」
このように大統領は、多人数による集まりを避ける同規定の履行義務につき、緊急事態宣言が終了する4月26日以降も維持されると述べた。
(ソース: El Comercio 16/04/20)
ペルー全土封鎖 外出制限32日目
保健省発表による4月16日0:00現在の国内感染者数は12491人(前日比+1016人)、死者合計は274人(+20)。感染者の州別内訳はリマ9107人(+695)、カリャオ1008人(+69)、アンカシュ171人(+27)、アレキパ111人(+13)、クスコ109人(+1)、ワヌコ42人(+3)、イカ106人(+5)、ラ・リベルタ193人(+9)、ランバイエケ571人(+143)、ピウラ233人(+4)、ロレト412人(+16)、マードレデディオス19人(±0)、フニン79人(±0)、サンマルティン47人(-1)、トゥンベス85人(+3)、カハマルカ22人(+2)、パスコ11人(±0)、アヤクチョ23人(+1)、タクナ14人(+4)、ワンカベリカ11人(±0)、アプリマック22人(+2)、モケグア21人(+5)、プーノ2人(±0)、アマソナス23人(-2)、ウカヤリ49人(+17)。既検査数は121468件(+12083)、陽性判定率は10.28%、死亡率は2.19%。1277人が入院中(うち169人はICU)、6120人が回復へ。
(ソース: MINSA 4月16日)