ビスカラ大統領は国家評議会との会議を終えた8日昼、現行の外出制限が4月26日まで延長されると記者会見で伝えた。
エル・コメルシオ紙のインタビューによると、疫学および感染症学の複数専門家は、国内はもとよりCOVID-19ウイルスの影響下にある他国を含めた経済ならびに政治への波及を理解しながらも、新たな延長措置を支持する構え。
伝染病の拡大状況把握に利用される主要な疫学的ツールのひとつに、新規感染者数の推移を時系列的に図表上で視覚化した「流行曲線」がある。理論的には、感染者数が一端ピークに達すれば曲線は平坦になり、その後右下がりになる。
ここで求められるのは”曲線のフラット化”。つまりは、医療システムが崩壊しないよう可能な限り抵抗するのだ。COVID-19ウイルスに対抗する他の方法がない現状でフラット化を達成するには、外出制限の適用が唯一の手段となる。
多岐にわたる学術分野の支援を受けた政府の現行措置を考慮すると、国内における同曲線のピークは4月中旬に訪れる見通し。ピークの到達は外出制限実施期間内であるべきと複数の専門家が考えていることから、（26日までの）再々延長が必要とされた模様。
(ソース: El Comercio 08/04/20)
ペルー全土封鎖 外出制限24日目
保健省発表による4月8日0:00現在の国内感染者数は4342人（前日+1388人）、死者合計は121人（+14）。内訳はリマ3016人（+916）、カリャオ320人（+159）、アンカシュ50人（+14）、アレキパ74人（+8）、クスコ54人（±0）、ワヌコ7人（+1）、イカ28人（+4）、ラ・リベルタ82人（+24）、ランバイエケ246人（+138）、ピウラ41人（+6）、ロレト290人（+84）、マードレデディオス2人（±0）、フニン42人（+14）、サンマルティン11人（+3）、トゥンベス27人（±0）、カハマルカ10人（+4）、パスコ5人（±0）、アヤクチョ5人（±0）、タクナ9人（±0）、ワンカベリカ7人（±0）、アプリマック1人（±0）、モケグア3人（+2）、プーノ1人（±0）、アマソナス11人（+11）。既検査数は39599件（+18044）、陽性判定率は10.96%、死亡率は2.79%。512人が入院中（うち113人はICU）、1333人が回復へ。
(ソース: MINSA 4月8日)