ペルーのビスカラ大統領は7日、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大阻止に向け、緊急事態宣言の延長を審議する国家評議会を明日招集していると記者会見で明かした。延長の是非は9日に判断される見込み。
「明朝8時に国家評議会を招集した。情報を集め、おそらく木曜(9日)にはふさわしい判断を下すだろう。我々は、市民にとって最善の方法を模索しつつ行動している」と大統領は会見で述べた。
また、当件の判断にあたり、COVID-19ウイルス感染拡大の状況について、保健省の専門家のみならず、著名な複数の大学における様々な分野のプロも交えた上で分析が行われているとし、「科学的な情報の精査に加え、市民による防疫封鎖措置の遵守状況や、どのような方法で外出制限の解除を行うかについても分析を行っている」と強調した。
大統領はさらに、ペルー全土におけるCOVID-19ウイルス感染の進行状況を継続的に分析するため本日午後5時から、セバジョス首相ならびに複数閣僚による全国地方政府議会理事会とのビデオ会議が開催されると付け加えた。
(ソース: El Comercio 07/04/20)
ペルー全土封鎖 外出制限23日目
保健省発表による4月7日0:00現在の国内感染者数は2954人(前日+393人)、死者合計は107人(+15)。内訳はリマ2100人(+263)、カリャオ161人(+52)、アンカシュ36人(+9)、アレキパ66人(+6)、クスコ54人(±0)、ワヌコ6人(±0)、イカ24人(+6)、ラ・リベルタ58人(+2)、ランバイエケ108人(+8)、ピウラ35人(+5)、ロレト206人(+35)、マードレデディオス2人(±0)、フニン28人(±0)、サンマルティン8人(±0)、トゥンベス27人(+1)、カハマルカ6人(±0)、パスコ5人(±0)、アヤクチョ5人(±0)、タクナ9人(±0)、ワンカベリカ7人(+5)、アプリマック1人(±0)、モケグア1人(±0)、プーノ1人(+1)。既検査数は21555件(+1141)、陽性判定率は13.70%、死亡率は3.62%。409人が入院中(うち109人はICU)、1231人が回復へ。
(ソース: MINSA 4月7日)