3月6日に国内初の感染者が確認されて以来、あっという間に広がりだした新型コロナウイルス。ではペルー人がみんな家に引きこもって震えているかというと、そんなことはない。どんな困難にも歌って踊って立ち向かう、逞しさと大らかさを兼ね備えた人々。それがペルー人なのだ。
コロナウイルスがやってくる
準備はOK
コロナウイルスがやってくる
パニックになる必要はないさ
コロナウイルスがやってくる
でも手は洗わなきゃね
コロナウイルスがやってくる
顔は触っちゃダメ
このウイルスは普通のインフルエンザとほとんど変わらないみたい
もし誰かがくしゃみをしてたら近寄っちゃダメ
このウイルスは漂っちゃいないけどその辺に落ちるかも
触っちゃったら感染しちゃうかも
コロナウイルスがやってくる
準備はOK
コロナウイルスがやってくる
パニックになる必要はないさ
コロナウイルスがやってくる
でも手は洗わなきゃね
コロナウイルスがやってくる
顔は触っちゃダメ
石鹸で手を洗うのが大事
あんな奴やっちゃえばヘイキさ
くしゃみは(肘の内側で)押さえて
お年寄りは大切にして
さあ迷わずに 備えがイチバン♪
もう一つは、ペルー保健省がとある病院で行ったという手洗い奨励ダンス。言いたいことはたくさんあると思うが、そこはぐっと堪えて欲しい。大切なのはどんな人にも分かりやすく、シンプルに伝えること。ペルーのような階層社会では、手を洗う習慣そのものがない人だっている。コロナ危機の最前線で戦う看護婦たちが身体を張って伝えようとしていること、それはきっと手洗いの方法だけでなく人生の教訓も含まれて・・・いるかどうかは定かではない。でもペルーのこういうところて、私は嫌いじゃない。