COVID-19死者7人に 濃厚接触100人の感染者も

ペルー北端のトゥンベス州で21日に発表された同地域初の新型コロナウイルス(COVID-19)感染者が、少なくとも100人の住民と濃厚接触した疑いがあると同州の保健局が伝えた。

トゥンベス州保健局は、この患者が家族との接触以外にも、レストランや映画館、ショッピングモールなどの施設に出かけていたことから、この数字を割り出したとしている。

この患者は38歳の女性で、COVID-19ウイルス感染拡大の予防措置としてビスカラ大統領が外出制限を発令する以前の3月14日に、感染場所とされるリマからトゥンベスへ戻り、その後前述の場所に赴いたとされる。

女性は生活圏のトゥンベスで3月17日に発熱。咳と頭痛が治まらず、20日に地元の社会保険病院を受診し検体を採取、21日午後にCOVID-19ウイルス感染が確認された。

この女性のパートナーの身元はすでに特定され、懸念される既往症もないことを確認したと保健局は説明、隔離措置の実施に向け現在警察が行方を追っていると明かした。

同局では並行して、この女性との接触者で何らかの症状がある人物にCOVID-19ウイルス感染検査を行うためのマッピング作業が進められている(写真は州都トゥンベスのアルマス広場)。

(ソース: Correo 23/03/20)

ペルー全土封鎖 外出制限9日目

保健省は24日、COVID-19ウイルス感染による2人の死亡者を発表。うち1人はカナダにおけるCOVID-19感染者との仕事上での接触歴および肥満の既往症がある38最の男性で、呼吸困難の症状を呈し3月22日午前11時に国立エドゥアルド・レバグリアティ病院に搬送されていた。急性下気道感染および非定型肺炎、COVID-19ウイルス感染による合併症で23日午前零時20分に死亡した。

もう1人は3月14日にスペインから帰国した66歳の女性で、COVID-19ウイルス感染による呼吸不全と肺炎からラ・リベルタ州トルヒーヨのビルヘン・デ・ラ・プエルタ総合病院に入院していたが、回復せず24日午前9時35分に死亡。

保健省発表による3月23日22:00現在(24日発表)の国内感染者数は416人(前日+21人)、死者合計は7人(+2)。内訳はリマ322人(+15)、カリャオ8人(±0)、アンカシュ4人(±0)、アレキパ9人(+2)、クスコ6人(±0)、ワヌコ2人(±0)、イカ2人(±0)、ラ・リベルタ5人(+1)、ランバイエケ8人(±0)、ピウラ19人(±0)、ロレト16人(±0)、マードレデディオス1人(±0)、フニン10人(±0)、サンマルティン1人(±0)、トゥンベス3人(+3)。既検査数は7013件(+349)、陽性判定率は5.93%、死亡率は1.68%。

(ソース: MINSA 24/03/20)