ヨーロッパおよびアジアからの全ての航空機の入国禁止

買いだめ騒動が続くリマ。今朝もスーパーはこれから自主隔離に入るのか?と思うほど大量の商品を買い漁る人であふれていた。「〇〇商品はおひとり様3個限り」という張り紙がただ空しい。でもまだ略奪行為が始まっていないだけマシだろう。ペルーに限らず、南米では当然起こりうる事態である。

帰宅後、「スルコ区のスーパー〇〇、店員がコロナに感染!」という投稿をTwitterで発見。慌てて近所の友達や隣人に知らせなきゃと思ったが、すぐデマだと分かった。シェアせずよかったと胸をなでおろしつつ、これからこういうデマに翻弄されるのかと思うとうんざりする。でもつい30分ほど前までそこにいたのだから、焦るなというほうが無理だろう。

そんな殺伐としたリマだけど、小さな取り組みも始まっている。お隣サンボルハ区では、区内にあるメトロの駅3か所に簡易手洗い場を設置。石鹸とペーパータオルもあり、職員が使い方を指導していた。焼け石に水かもしれないが、何もしないよりはずっといい。他の区もぜひ追随してほしい。

ペルー政府は13日の官報で、3月16日(月)から30日間(4月14日まで)ヨーロッパおよびアジアからの全ての航空機の入国禁止を宣言。ペルーから出国する便も対象だ。ただペルーにはアジアからの直行便はないし、乗り継ぎの場合はどうなるのかなど不明な点が多い。詳細が分かり次第またブログで報告するが、少なくとも出張者や短期旅行者は旅程を切り上げる勇気が必要だろう。