Pico y Placa 車種追加で消費者に影響も

市街地渋滞緩和目的のナンバー別通勤時間帯車両通行制限プログラム、「Pico y Placa(ピークとナンバー)」適用対象車種への貨物トラック追加案に関し、本日午前リマ市自治体とトラック組合による初会合が行われた。

リマ市自治体は話し合いに先立ち、混雑解消に向けたトラック非制限時間帯は夜間のみと伝えていた。運輸物流組合(GTL)のジョバニ・ディエス会長はこれに対し 、夜間のみの通行は貨物運送コストを40%から55%押し上げ、特に食料品を始めとする賞味期限が短い商品の場合は70%の割増が予想されると説明。

会長はまた、貿易関連陸上輸送の7割をリマ首都圏の大型トラックが担っているとした上で、新たに実施を控えた当措置のより詳細な分析を自治体に託すことが会合出席の動機とコメントした。

さらに会長は「物流は年中無休24時間体制で動いている。コスト上昇や待ち時間の増加につながるので、(新たな通行時間帯制限により)数時間運送を中断できるとは思えない。問題はコストアップだ。われわれは運送料の値上げを余儀なくされ、輸入業者はそれを商品価格に上乗せし、ひいては最終消費者が負担することになるだろう」と述べた。

(ソース:Gestión 04/09/19)