9月17日(火)たびこふれに 超オススメ!ペルー産ビーントゥーバー・チョコレート「Maraná」が掲載されました。
今年も盛大に開催された「サロン・デル・カカオ・イ・チョコラテ」。このイベントのメイン・プログラムが、インターナショナル・チョコレート・アワード・ペルー大会です。その審査員として来秘したチョコレートソムリエのさつたにかなこさんがあるチョコレート工房を視察するというので、ちゃかりお邪魔してきました。向かった先はバランコ。今ペルーでもっとも勢いのあるブランドの1つ、「Maraná(マラナ)」の工房です。
ピウラ産のホワイト・カカオ、クスコのチュンチョ、サン・マルティンのアマゾンカカオを使った3種類のビーントゥバー・チョコレートを展開するマラナ。それぞれのカカオにストーリーがあり、その誕生秘話はなかなか興味深いものでした。
一番印象に残っているのは、クスコのチュンチョについて。チュンチョは今世界が注目するペルーオリジナルのカカオですが、生産者の中には“本物の”チュンチョを知らない人もいるそう。なので違う品種が混じっていても「うちはチュンチョを育ててるんだぜ!」と胸を張っちゃう人もいるのだとか。アンデスのジャガイモ農家は病害虫を防ぐためひとつの畑で多品種栽培を行いますが、カカオも本来はそのほうが安定して栽培できるのかもしれません。とはいえ「この品種のこの個性を生かしたチョコレートを作りたい!」というショコラティエにとっては困りものですしね・・・小さなカカオ豆を一粒ずつチェックするのはまず不可能。だからこそ、いかに信頼のおける生産者とタッグを組むかが大切なんですって。
とまぁそんな裏話はさておき、皆様もぜひペルー産ビーントゥバーチョコレートを味わってみてくださいね。ペルーでの販売先は記事の中でご紹介。日本の方は Tomoé Saveur/トモエ・サヴールでぜひどうぞ!