マチュピチュ遺跡を始め、ペルーには世界中で有名な観光スポットが複数ある。一方、その素晴らしい景観にもかかわらずまだあまり知られていない場所も多い。後者の例として、El Comercio紙が全国に点在する10の湖を紹介。
Laguna 69(アンカシュ州)
空色の湖水と周囲の雪渓で知られる標高4600mの湖。旅行代理店によるツアー有り。5月から10月にかけての暖かい時期に訪れるのがベスト。
Lago Uspaccocha(アプリマック州)
州都アバンカイから40分、動植物相に恵まれ自然の景観が美しいアンパイ自然保護区内にある湖。大きなクレーター状の湖面はとてもフォトジェニック。
Laguna de Morón(イカ州)
イカ砂漠の湖はワカチナだけじゃない。ペルー地図によく似た形のこの湖は、観光客にはほとんど知られていない穴場スポット。ワカチナからさらに北へ足を延ばし、きれいな水で泳いでみよう。
Laguna Yarinacocha(ウカヤリ州)
セルバ(アマゾン地域)好きには外せない湖。水上ツアーの拠点となる河川港を擁す同名の地区にある。湖畔の木々や集落が、普段とは違うペルーを見せてくれるだろう。
Laguna de Llanganuco(アンカシュ州)
ワスカラン国立公園内にある、湖畔の木々と透明な湖水で有名な湖。貸しボートを漕いで、湖上から素敵な写真を撮ろう。
Lago Salinas(アレキパ州)
ピチュピチュとウビーナスの2火山に囲まれたペルー南部のユニークな塩湖。複数の塩の層を有すこの湖の水は塩水で、蒸発すると再び塩に変わる。4月から11月にかけての乾季がベストシーズン。
Lago Sandoval(マードレ・デ・ディオス州)
タンボパタ国立自然保護区内にある、特徴豊かなセルバの動植物相に囲まれた湖(トップ写真)。多くの観光客でにぎわう場所が苦手なら、セルバで最も美しいと名高いこの静かな湖がオススメ。
Laguna Churup(アンカシュ州)
クスコに「レインボーマウンテン」があるように、アンカシュにも「レインボーレイク」がある。ワラスの現地旅行代理店がツアーを催行。
Laguna perdida del Inca(ランバイエケ州)
2003年に発見された美しい景観の湖。チャスキが駆け抜けたカパック・ニャン(インカ道)に程近く、かつては先住民が休憩場所として利用していたことからその名(インカの失われた湖)が付けられた。
Lago Titicaca(プーノ州)
ウロスの浮島を始め数々の伝統を今に残す世界一標高の高い船舶航行可能な湖、「ティティカカ湖」を忘れてはならない。寒い気候と標高ゆえ、旅行時の体調管理は万全に。
(ソース: El Comercio 25/09/19)