リマ市5幹線道路でナンバー別車両通行制限 22日から試行

リマ市議会は19日午後、市街地の渋滞緩和に向けた混雑ピーク時ナンバー別車両通行制限プログラム「Pico y Placa(ピークとナンバー)」のパンアメリカン競技大会開催期間中における試験導入を賛成多数で可決した。

当措置の対象となる車両は、M1(セダン、ステーションワゴン、SUVなど乗車定員が9人以下の乗用車)およびN1(ピックアップトラックを含む総重量3.5㌧以下の貨物車両)両カテゴリーの自家用車。

当措置が適用される時間帯は、毎週月曜から木曜の午前6時から10時と午後5時から9時。ナンバー末尾が偶数の車両は月曜と水曜、奇数の車両は火曜と木曜がそれぞれ通行不能となる。

当措置による通行制限の範囲は次の通り。

  1. パンアメリカン南ハイウェイ(アリピオ・ポンセ交差点)~エビタミエント通り~パンアメリカン北ハイウェイ(ナランハル環状交差点まで)の31.4km区間
  2. アレキパ通り~ガルシラソ・デ・ラ・ベガ通り~タクナ通り(コンデ・デ・スペルンダ小路まで)の8.9km区間
  3. ハビエル・プラド通り(ワロチリ環状交差点から)~サンチェス・カミオン通り~ラ・マリーナ通り(エルメル・フォーセット通りまで)の19km区間
  4. カナダ通り(シルクンバラシオン通りからパセオ・デ・ラ・レプブリカ通りまで)の4.3km区間
  5. パセオ・デ・ラ・レプブリカ通り(アルメンダリス坂からプラサ・グラウまで)の9km区間

※ ①~③は7月22日(月)から、④と⑤は8月5日から適用開始。

なお、緊急車両や公用車、警察車両、ならびにクレーン車、霊柩車、スクールバス、公共交通機関は当措置の適用対象外となる。また、7月29日(月)以降は違反車両に対しS/336(約1万1024円)の罰金が科せられる。

ムニョス市長は、当プログラムの試行が成功すれば恒久的な適用を検討したいと述べた。

(ソース: El Comercio 19/07/19)