ボリビア文化相ウィルマ・アラノカは、ティティカカ湖に浮かぶ「太陽の島」への観光を近々再開すると公式声明を通じ伝えた。
太陽の島(Isla del Sol)では2017年7月、同島北部へのエコロッジ建設を巡るチャリャとチャリャパンパ両集落の争いを受け観光業務を停止。昨年6月以降は、安全対策としてボリビア海軍が出航制限により観光客の入島を差し止めていた。
同相は、40回以上の協議を経て両集落が今回の和平合意締結に至ったと報告。島民と観光客双方における安全の保障に言及し、観光再開による同島への訪問客増加に期待を寄せた。尚、観光再開の正確な日付については別途公式に通達するとしている。
アイマラの聖地とされる太陽の島(トップ写真)は、インカ時代の石段を始め複数の考古学遺跡が残るティティカカ湖上(ボリビア側)の島。ペルーとの国境に位置するラパス県マンコカパック郡コパカバーナ自治体に属し、ユマニ、チャリャ、チャリャパンパの3集落を擁す。
(ソース: Gestión 01/07/19)
※ 太陽の島と月の島(Isla del Luna)には平成30年6月4日以降、在ボリビア日本国大使館による渡航自粛要請が発令されています。