ビール大手、ピルセンなど10%値上げへ

今月15日公布の選択消費税(ISC)改定に関連し、ペルーのビール市場で9割のシェアを担うBackus社は、ピルセン、クリスタル、クスケーニャなど自社ブランドのビール製品を最大10%値上げすると発表した。

改定前のISC(対ビール)では、算定にあたり従価または容量基準特別税の何れかが選択できたが、今回の改定で1㍑当たりS/2.25(容量基準)に統一されたため、実質的に約30%の増税になると同社は説明。これにより、自社ブランドビールの価格を約10%上げざるを得ないとしている(ただし1㍑入りの製品を除く)。

また、改定に伴いビールの小売価格に占める税額の割合も以前の70%から80%以上に上昇(すなわちビール価格の8割以上が税金)、アルコール含有量が多い他の酒類に比べその差は最大で5倍と指摘している。

(ソース: El Comercio 25/06/19)