2019年5月26日 ペルー・ロレト地震

2019年5月26日(日)午前2時41分に、ペルー北部でマグニチュード8の地震が発生した。震源地はロレト州アルト・アマソナス郡ラグナス地区。ざっくりいうと首都リマの北北東1000㎞くらいだろうか。

震源地からこれだけ離れているにもかかわらず、リマもよく揺れた。強くはないが、縦横両方向の長い揺れ。静寂に包まれたはずの深夜に、アパートの隣人たちの緊張感がその動きとともに伝わってくる。避難ルート確保のため、玄関のレハ(鉄門)を開けるかどうか迷っているうちに揺れは収まった。でもこれでまたどこかの水道管に亀裂が入ったのでは・・・と気になって眠れなかった。

今朝のニュースは地震一色。当初ペルーではM7.5と発表されていたのに、日本では最初からM8。どっちやねん、と思っていたら、ペルーも数時間前にM8に修正された。現時点で死者1名、怪我人11名とのこと。しかし被害の全容はまだまったく把握できておらず、罹災家屋の数はこれからどんどん増えるだろう。被害に遭われた方々に心からお悔やみを申し上げる。

震源地に比較的近い(といっても直線距離で200~300㎞はあるが)アマゾナス州チャチャポヤス郡レイメバンバに暮らす作田文子さんが、友人から送られてきたという写真をみせてくれた。タラポト⇔モヨバンバを結ぶ道路の様子だそうだが、大地が大きく裂けている。タラポトを中心にユリマグアス、ラマス、そしてモヨバンバあたりの被害が特に大きいらしい。またカハマルカ⇔カハバンバを結ぶ主要道路も、土砂崩れで各地が寸断されている。「でもうちのアルパカちゃんはマイペースだよ~」と、文子さん。彼女が経営するミイラのお宿Casa Mallqui(カサ・マルキ)周辺は何ら問題ないとのこと。本当によかった。

なんてキュートなお尻!

2007年8月のイカ地震(M7.9)以来の大きさという、今回のロレト地震。今も現地の様子が次々とネットにアップされている。今日もすっかり日が暮れてしまった。被災者の方々はさぞや不安な夜を過ごすことだろう・・・。一日も早い復旧を願うばかりだ。