たまにはペルー料理以外の新しい味や素材にもチャレンジしてみよう。エル・コメルシオ電子版が首都リマにあるラテンアメリカ5か国のレストランを紹介。
キューバ: La Casona del Medio
カリブ代表はヘススマリア区のキューバ料理レストラン「ラ・カソナ・デル・メディオ」。黒豆をベースに、唐辛子、タマネギ、クミン、オレガノで味付けした炊き込みご飯「アロス・モロ」は外せない一品。ほぐした牛肉に唐辛子、トマト、ニンニク、白ワインなどを加えて煮込んだ家庭料理「ロパ・ビエハ(S/30)」もおすすめ。ホワイトラムベースのカクテル「モヒート(S/20)」はもちろん、デザートにはグアバを使った「カスキートス・デ・グアヤバ(S/5)」も忘れずに。
ウルグアイ: El Parrillón
ウルグアイといえば牛肉、代表的な料理はグリル。「エル・パリジョン」のオーナー兼シェフ長パブロ・プロフモによると、アントレにはハムやエダムチーズ、ベーコン、モッツァレラチーズ、唐辛子を鶏の胸肉で包み、さらに子羊の腸で巻いて焼くウルグアイ名物の「パンプローナ・デ・ポヨ」、メインディッシュには大ぶりの肉(外バラ肉、ステーキ肉、内臓など)がおすすめ。ペルーで見かける唯一のウルグアイ産ワイン、プラムの香りが特徴の重厚感あふれるフルボディ「Pisano」とご一緒にどうぞ。
メキシコ: Como Agua para Chocolate
サンイシドロ区の「コモ・アグア・パラ・チョコラテ」は、2000年9月にオープンしたレストラン。チリ・チポトレ(乾燥後燻製にした唐辛子)を絶妙に効かせたこの店のメニューは100%メキシカン。同店のシェフ、アレハンドラ・ペラルタは、タコス以外のメニューもあるとしつつ、牛肉やタマネギ、唐辛子、レモン、チーズをトルティーヤでくるんだ「タコス・デ・アランブレ」を一押し。ハイビスカスティーもおススメ。
コロンビア: Café Colombia
コロンビアの家庭で最もポピュラーな食材は、穀類、塊根類、豆類や牛肉、マンゴー、ツリートマト、グアバなどのトロピカルフルーツ。ミラフローレス区のコロンビア料理レストラン「カフェ・コロンビア」を訪れれば、かつて食べたことのない味とそのボリュームに驚くだろう。この店一番の人気メニューはアンテオキア州の有名な郷土料理「バンデハ・パイサ」。白米、モルシーリャ(ブラックプディング)、豚肉の唐揚げ、目玉焼き、アボカド、牛挽肉、完熟バナナ、アレパ・アンテオキーニャ(白トウモロコシのトルティーヤ)とチョリソーでお値段はS/45。毎週土曜日の午後にはサルサダンスとバジェナート(コロンビアの民謡)のライブも。
ブラジル: María Panela
ミラフローレス区のブラジル料理レストラン「マリア・パネラ」のシェフ、ジーン・サリャスは、健康的なレシピを通じてブラジル人以上にブラジル料理を理解してもらおうと取り組んでいる。メニューには、ユカイモのピューレとヤシ油、ココナツミルクを使った「エル・ボボ・デ・ランゴスティーノス(エビ料理)」、甘味料にステビアを用いた伝統的カクテル「カイピリーニャ・デ・リモン」、骨を除いた鶏の胸肉にパン粉をまぶして揚げるポピュラーな「コシニャ」などがある。イベントの際はケータリングサービスも。
(ソース:El Comercio 19/02/19)