銀行など金融機関の口座あるいはクレジットカードのいずれかを所有するペルー人(成人)の割合は今年6月末でわずか38.63%。銀行協会(ASBANC)の協力による国立情報統計庁(INEI)の全国世帯アンケート(ENAHO)で明らかになった。
口座・カードのどちらも持たない層の主な理由は、口座を持つほど収入がない(61.75%)、必要も興味もない(27.82%)、金融システムへの不信感(3.28%)、口座開設要件不足(2.81%)、貸付が高利(1.41%)、手数料がかかる(0.71%)、 近所に金融機関がない(0.62%)、預金の低利率(0.20%)など。
上記の結果からASBANCは、金融機関による潜在顧客層開拓への継続的努力に加え、非正規セクター規制を始めとする金融システムへの国民包摂水準向上に向けた政府のさらなる取り組みが不可欠としている。
(ソース:Gestión 24/12/18)